「行列のできる相談所」が終わった

先ほど日本テレビの「行列のできる相談所」が最終回3時間生放送をもって、終了しました。

2002年に「行列のできる法律相談所」として島田紳助の司会でレギュラー放送がスタートし、2021年10月からは「行列のできる相談所」となりつつ、23年間続いた人気番組でしたがついに終了。

私も最近は全然見ていなかったですが、昔はよく見ていたので寂しいものです。

しかしまあ、その中で色々なことがあった番組でしたw

法律番組として始まりましたが、徐々にトークの割合が増えていき、総合バラエティ化。カンボシアに学校を作るだとか、壮大な企画も実行されました。

島田紳助が居た時はとにかく紳助のトーク力(企画力も?)がとにかく光る番組で、本当に面白く、紳助のトーク力は高かったなと、今でも思います。紳助が引退するときに、やしきたかじんもTwitterで「トークに脂が乗りに乗ってる時に引退とは」みたいなことを呟いていたほど。

しかその紳助が2011年に暴力団絡みで電撃引退、番組の存続も危ぶまれましたが、紳助のトーク無くてもバラエティ路線で引き続き人気を博しました。

この番組がきっかけで「タレント弁護士」がかなり広まったように思います。行列に出た弁護士は他のテレビ番組に出演することも多く、いずれも人気になっていきました(日テレ系列内での再生産というケースもありましたが)。それで最大の成功を収めたのが政治家となり、大阪維新の会を立ち上げた橋下徹でしょう。丸山和也も政治家となったり。そのため番組は降板することになり、これまた番組からしたら受難でしたが、ある意味でこれが新陳代謝を産み、新しいタレント弁護士が生まれたり。しかし住田裕子弁護士は別の活動に注力するため降板、大渕愛子弁護士は不祥事で降板と、女性弁護士枠はなかなかの多難でした。そんな中で初期メンバーで唯一の継続出演者である北村晴夫弁護士はすごい←

出演者も、紳助後に司会として番組を回してきた1人であった雨上がり決死隊の宮迫博之が闇営業問題で降板、「世界の渡部」として企画が人気を博しつつあったアンジャッシュ渡部建が不倫で降板と、紳助後の主力出演者が次々に降板していく事態に。弁護士に芸人と、本当に主力の降板が多かったなぁと思いますw

それでも番組は続いていきましたが、徐々に低迷し、2021年からはついに「法律」の名がとれて、名実ともにバラエティ番組に。それでも凋落は止められなかったようで、今回で終了と。

最近は橋下徹が弁護士軍団に復帰したり、番組終了が決まってからはかつての法律番組に回帰していたりと、なかなか懐かしさを感じさせる放送になっていました。。

最終回は3時間生放送だったわけですが、いつも通り収録で落ち着いてやったほうが良かったんじゃない?って気もしなくはないです。最後の1時間がまるまるカンボシアオークションで、しかも何処の馬の骨かも分からない成金売名経営者が、作品に興味もないのに立て続けに落札したのはちょっとイマイチだったかなぁと。確かにカンボジアプロジェクトは初期の番組を象徴する大型企画ではありましたが、最後の1時間がオークションってのはちょっと失敗でしたね。普通にトークとか振り返り企画の方が良かった。

そして最後の東野の挨拶は途中でぶった切られて番組が終わるしwww ある意味で行列、東野らしいのかもしれませんが・・・w

しかし、後継番組が旧ジャニーズ番組ってのが、なんかちょっと残念ですね・・・。日曜9時は引き続き日テレを見ることはなさそうです。

日曜のゴールデンタイムは鉄腕DASH→イッテQ!→行列と、日テレ最強の3本立ての時代が続きましたが、鉄腕DASHはTOKIOが崩壊し凋落、行列は終了と、かつての面影はもうありません。イッテQ!は引き続き面白いですが。。

しかし、今週末はズムサタ、ウェークアップ、ワイドナショーと、人気番組の終了ラッシュでしたねぇ。日曜夜には日テレ3本立てを見ていたように、土曜の朝は日テレのズムサタとウェークアップを見ていたので、なかなか思い入れのある番組ばかりが終わりました。。特にズムサタは本家ズームインが終了してからはズームインの屋号を掲げる唯一の番組でしたが、これで完全にズームインの歴史に幕が下ろされましたね。。

最近はテレビも真剣に見るという感じは少なくなって、PCで作業しながらBGM代わりにしつつ見るというスタイルが多くなりましたが、YouTubeやネットがクソに塗れる時代だからこそ、テレビにも頑張ってもらいたいものです。。

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