まだまだ暑い時期が続いていますが、夏になって感じるのは「腕時計がキツくなったな」ということです。
冬ではジャストフィット、あるいは緩めだった着け心地の腕時計も、夏になるとややキツめ、あるいはジャストフィット気味の着け心地になります。
冬と夏では、腕の太さが結構違ってくるんですよね。
冬の寒い時期は細くなるし、夏の暑い時期は太くなります。1日のうちでも朝は細くて昼になると太くなったりと変わるものですが、季節によってもかなり変わります。特に夏場は汗ばむので腕時計が肌にぴったり吸い付くようになり、余計にキツさを感じやすいです。
この夏は特にそれを実感した夏でした。
オメガ・スピードマスタープロフェッショナルは2023年8月という夏場に購入した腕時計で、購入時は緩めのコマ調整をしていました。
スピードマスターはたまにしか使えていませんでしたが、それでも冬場になると「緩すぎる」「ガバガバだ」と緩さが気になるようになり、2024年2月の冬場には1コマ詰める調整をしました。特に、現行スピードマスターのコマは小さいので、これなら1コマ取ったぐらいがちょうどいいだろうと思ったのです。

1コマ取るとジャストフィットでその時は満足していたのですが、ただ今度は日中むくんできたり、夏になって暑くなると「キツすぎるんじゃないか?」と感じるようになってしまいました。
それで2025年6月の初夏に1コマ足す調整をして元に戻して、7月から職場解禁して日常使いを始めたわけですが、1コマ足して本当に正解だったなと感じています。1コマ詰めていたらキツすぎてとても不快で、着けていられなかったでしょう。それでもかなり暑い時・浮腫みがひどい時はややキツいぐらいで、微調整を解放してキツさを全く感じないぐらいの調整です。
そういえば、ハミルトンのカーキフィールド・エンジアドガーメンツ限定モデルを購入した時も冬と夏の違いをよく感じました。

このカーキフィールドは2024年11月の冬に購入したもので、ハミルトン公式オンラインブティックで腕周り16.5cmで申告してコマ調整していたのですが、最初腕に着けてみた時の感想は「緩すぎる」でした。
この時計はバックル穴での微調整が可能なので、3段階中最長になっていたのを真ん中にして、それで使ってみてちょうどいいなぁと思っていました。

で、購入翌月の12月にオーストラリア出張があったのですが、その時はカーキフィールドを着けて行きました。
南半球のオーストラリアは季節が逆で夏になるわけですが、そしたら時計がキツいのなんの。。
エアコンの効いていない工場内での作業という、特に暑い環境に居たからというのもありますが、腕時計がキツく感じました。これなら微調整しなければ良かったなと後悔したぐらい←
実際、今年初めての日本の夏で着けてみても、ジャストフィットからややキツめぐらいの着用感で、バックル微調整を解放した方が快適なんじゃないか?と感じました。まあ、そのまま使っていますが。。
そういえば、フィット感に問題のあるオメガ・シーマスターアクアテラも、正直冬場だとフィット感の問題はそこまで感じなくなります。。
夏と冬で1コマ分とまでは言わないですが数ミリ程度の腕の太さの差があり、かなり着用感が異なってきます。夏を基準に調整するのか、冬を基準に調整するのか、中々悩ましいですね。。夏場にキツいのは当然不快ですが、冬になり腕時計が暴れるのも気になるでしょう。
そうなってくると、工具なし微調整機構を搭載した腕時計(ブレスレット)は本当に便利だなぁと思います。バックル微調整穴でもあれば十分ありがたいですが、やっぱり工具なし調整は手軽です。いつでも調整できるので、常に快適な着け心地を実現できます。
現行スピードマスターは工具なし調整機構があるのですが、これのおかげで浮腫みがひどくなった時もさっと対応できて本当に便利です。調整幅としては2mmぐらいしかなくて、ほんのちょっとなのですが、そのほんのちょっとがちょうどいい。
ダイバーズウォッチはウェットスーツ着用に対応するため工具なし微調整機構を搭載している時計が多いですね。まあ、ウェットスーツは着ることは無いのですがw

とりあえず今の私としては、夏場に不快になりすぎない程度の調整がいいかなぁという感じでしょうか。。
腕時計の着け心地は奥が深くて、最適解というのが中々見つかりませんねぇ。。
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