5月も下旬に入り、徐々に気温も高くなってきました。だんだんと夏が近づいているのを感じます。
そして、暑くなってくると新型コロナ対策のマスクがとにかく不快です。今年も「マスクの夏」となり、暑くて不快な夏になるのかなぁ、と早くも憂鬱ですが、最近日本でも「脱マスク」「対策(規制)の緩和」がよく取り上げられるようになったと思います。
とはいっても、日本政府のほうはまだ「脱マスク」には及び腰で、この前出された見解についても「外で会話が無かったり、距離が取れているなら”必ずしも必要ない”よ」という、かなり抑制されたものでした。
このままだと日本では「脱マスク」は永遠に実現されてないような気さえしてきます。
しかし、日々の感染者は高止まりが続いていますがもはや誰も気にしなくなりつつあるように思いますし、社会・経済活動ではマスク以外の規制は緩和されていっているのが現実なわけです。外国人の入国制限も緩和されることになりました。その一方で、マスク着用や厳しい制限(特に教育現場)が堅持されているのはちぐはぐな印象を受けます。
まあ、日本で脱マスクが実現されるには、国が明確なメッセージを打ち出すことと、新型コロナの取り扱いを大転換することが必要になるでしょうね。特にこの、コロナの取り扱いが肝になるでしょう。
感染者が出勤できないというのはしょうがないとして、接触者や濃厚接触者までもが巻き添えで出勤できなくなるという状況が変わらない限り、企業は脱マスクなどの規制緩和を絶対にしません。
今は感染者が出たら、接触者も出勤停止になって業務が止まったり、企業の負担で自費PCR検査を受けさせたりしているのが現状で、企業活動へ与える影響が非常に大きいです。この状況が続く限り、企業は自主的な防衛手段としてマスクの「着用義務」を社員に課し続けるでしょう。
もちろん、緩和には医療提供体制も重要になってくるでしょうが、そっちは今どうなっているんでしょうかね。昔はあれだけ騒いでいたのに、最近はめっきり話を聞かなくなりました。脱マスクした諸外国も、医療は大丈夫なんでしょうか。謎です。
新型コロナの扱いを2類相当から5類!みたいな話も再び盛り上がりつつありますが、どうなるんでしょうねぇ・・・。
これだけの感染対策を続けているのに、春や夏になっても、感染が止まらない新型コロナの感染力は侮れないものだと思います。
しかしながら、もはや新型コロナの撲滅が困難となった今、「死のウイルス」でもない新型コロナに対して強力な対策を維持し続けるのが果たしてコストやリスクに見合ったものなのか?は疑問です。
特に教育現場における厳しい対策が、将来に与える影響は心配です。学校生活は短く、特に中学や高校は3年間しかないのに、この「コロナ禍」が始まってから丸2年、学校行事が中止になったり大幅な制限が加えられたりしているわけです。楽しかった給食の時間も、黙食に。幼稚園・保育園や小学校低学年におけるマスク着用が、子供の発達に与える悪影響も懸念されています。
もちろん教育現場に限らず、人と人の交流に制限がかかりつづた場合、社会全体に悪影響が出てくるでしょう。
最近私もこの「コロナ禍」が、ウイルスよりも恐ろしい病魔をもたらすことを危惧し始めるようになりました。
果たして、日本のコロナ対策は、どうなっていくでしょうか。。
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