最近、自動販売機の商品サンプルが貧相になってきています。

これまでは実際のペットボトルや缶と同じ形をした立体型のサンプルが陳列されていましたが、平面的なカード型のサンプルが増えてきています。


最初にこれを見た時は「うわ、めっちゃコストカットしてる…」という感想しか出てきませんでした。商品ごとの立体成形物を作るより、印刷するだけのカード型ならコストカットになることは想像に難くありません。
別にカード型のサンプルになったからといって明らかな問題があるわけではないんですが、こういう感じでちょっとずつモノが貧相になっていくのって、なんだかちょっとモヤモヤしてしまいます。
まあ、もともと割高な自販機は昨今の物価高騰でさらにコスパが悪化しているので、コストカットは止む無しなのでしょうが…。
ちなみにこれはコストカットとしてではなく、「プラスチック使用量を削減」などという大層な名目でプレスリリースが発表されたうえで実施されているようです。
カード形式の自動販売機用製品見本を採用開始 – プラスチック使用量の削減や自動販売機オペレーションを効率化:
カード形式の自動販売機用製品見本を採用開始 – コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社
一方、カード形式の製品見本では、陳列棚への差し込み口の部分の変更が不要で、カード部分のみを交換すればよいため、見本の容積が減少し、プラスチック使用量の削減につながります。
自動販売機で「カード仕様の商品サンプル」を3月より採用! – 年間のプラスチック使用量を約60%削減し環境負荷軽減へ:
自動販売機で「カード仕様の商品サンプル」を3月より採用! – キリンビバレッジ株式会社
今回採用する「カード仕様の商品サンプル」は、カード部分のみの交換となるため、従来の商品サンプルで使用していた年間プラスチック使用量を約60%削減することができます。
自動販売機の商品見本をカード式仕様に変更 – 3月7日から順次切り替え、年間のプラスチック使用量を従来比70%削減:
自動販売機の商品見本をカード式仕様に変更 – アサヒ飲料
カード式仕様にすることで、年間のプラスチック使用量を従来比で約70%削減することが可能となります。
プラスチック使用量を削減することで環境負荷を軽減します、SDGsに貢献します・・・ということだそうです。
SDGsを隠れ蓑にしてコストカットをするな
最近、SDGsやら環境負荷軽減やらを隠れ蓑にしたコストカットが横行していますよねぇ。
ヤクルトもストローが無くなって久しいです。

「Newヤクルト」等(5本パック)におけるストロー貼付廃止について:
「Newヤクルト」等(5本パック)におけるストロー貼付廃止について – ヤクルト本社
プラスチック使用量の削減を目的に、ストロー貼付を順次廃止させていただくことになりました。
目薬からもいつからか携帯用の袋が無くなりました。

点眼剤に添付される投薬袋および携帯袋を削減 ―使い捨てプラスチック削減による環境負荷低減への取り組み―:
点眼剤に添付される投薬袋および携帯袋を削減 – 参天製薬
環境負荷低減への取り組みの一環として、点眼剤に添付される投薬袋および携帯袋を削減することをお知らせします。
なんか、SDGsとか環境負荷軽減って、あまりにも体の良すぎるコストカット理由になっていて、ここぞとばかりに各社がコストカットに勤しんでいる感じです。プラスチック使用量の削減といえば聞こえは良いですが、結局は原材料使用量削減によるコストカットですからね、これ。
梱包の簡易化とかぐらいだったら消費者にもデメリットは無いしWin-Winだと思いますが、これまで付いていた物を廃止するとかだと不便になることもあって、なんだかなぁって思います。
百歩譲って「コストカットのために廃止します」と正直に言ってもらえれば「あぁそうか」ってぐらいですが、「プラスチック使用量を削減してSDGsに貢献します!!」などと体の良い建前を押し出されると「嘘つけ」って思っちゃいます。別にコストカットしてもいいけど、地球に良いことをするために仕方ないんですぅ!!!って綺麗事を持ち出されると、なんかちょっとモヤモヤするんですよねぇ。コストカットならコストカットってはっきり言って欲しいです。
この流れはもう止まらないんでしょうけど、体の良い建前のもとでちょっとずつ不便になったり貧相になっていくのは、なんか嫌ですねぇ。。。


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