もう半年ほど前の話になるのですが、とある在京テレビ局からリモートで取材を受けまして、その内容が全国放送に採用されました。ぼくや氏、ついに全国ネットデビューです!!!←
ほとぼりが冷めたころに書くつもりが中々書き上げることができず時間は経ちましたが、せっかくなのでこの体験を書き記しておきたいと思います。
テレビ朝日からTwitterで突然のコンタクト
仕事中、スマホがブブッと鳴ったので、何かと思って見てみると「テレビ朝日報道局 @tv_asahi_houdou」からのTwitter(X)のリプライが。「ご投稿を拝見し、お話を伺いたくご連絡いたしました。」とのことで、ちょうどその時期にAmazonの自社配送に対する文句をツイートしていたこともあり、通知を見た時はてっきりこの件に関するコンタクトかと思っていました。
仕事中スマホをいじるのも憚られるのでトイレに入ったタイミングで詳細を確認してみると、奨学金金利記事へのリプでした。どういった形式、内容の取材かは分かりませんでしたが、特に断る理由も無いですし、良い経験になるなと思ってフォローのうえDMで取材受諾のメッセージを送りました。
しばらくするとテレビ朝日報道局から返事があり、番組名(グッド!モーニング)とともに日銀利上げの取材をしていると説明。noteに書かれている内容について明日夜にZoomで話を聞きたいとのこと。明日なんてえらい急だなと思いつつも、そのまま依頼を受諾。その時期は仕事が少し忙しかったこともあり8時以降でお願いしたら、8時半にセッティングされました。顔出しについても言及もあったので、マスク着用でとお願いしました。
いざ、Zoom取材
当日、なんとか取材に間に合うように仕事を切り上げて、自宅に帰ると取材に向けて準備を開始。きちんと外行用の服に着替えて、ZoomをインストールしHD画質を有効化、デスクライトを顔に向けて照明を焚き、マイクもAirPodsとPC内蔵どちらの音質が良いかをチェックしたうえでPC内蔵マイクを選択するなど、テレビ放送に耐えうる画質と音質を実現するために万全の準備をしましたw
時間になったらマスクを着用のうえ接続し、いよいよ取材開始。テレ朝側は20代か30代ぐらいの若めの、ヘッドセットした男性が出てきました。
夜の取材だったこともあり「夜まで取材活動ご苦労様です(w」と挨拶したら「朝までいますんで・・・」「全時代的な働き方ですが・・・」みたいなことを言っていましたw
やはりテレビマンは大変だなぁと思いますが、これが交代勤務的なものなのか、ただの長時間残業かはよく分かりません。でも、聞いた感じだと長時間残業なのかな←
ここで明日の放送に使いたいということと、取材の経緯について改めて説明。日銀利上げについて調べていたところ、私のnoteの記事を見つけて233倍の金利ということに驚いてコンタクトを取ったとのこと。DMからそうでしたが、さすがにここでは「noteじゃなくてブログです!」と主張しておきましたw 今の時代、リサーチをしていて見つかる個人発の情報源はnoteがほとんどなんでしょうね….。ちなみに取材の後半からは「note」に戻っていたのですが、もうこれ以上は指摘しませんでした。
顔や名前を出す範囲など、放送に用いる個人情報についても擦り合わせがあったのですが、私のネットの投稿は放送に引用しないことを条件に、顔はマスク着用・名前は本名で苗字のみ、ということにしてもらいました。テレ朝的には顔隠しでも良いし、ハンドルネームまたは仮名でも良いとのことだったんですが、テレビ放送で全面顔隠しは味気ないし、ハンドルネームが放送に乗るというのも逆に恥ずかしかったので、この条件に。
話題によっては別に完全顔出しでも良いかなとは思うのですが、奨学金というセンシティブな話題だったこともありマスク着用としました。やっぱネット世論は奨学金返済に対しては厳しい論調なので、顔出しはちょっと危険かなと。ネットの投稿を引用しない、というのは私の人格・ネットの人格「ぼくや」と、テレビ放送される人格を別のものとして完全に分離するためです。そもそもネットでは顔出し活動していないですし、急に「ぼくや」として放送に出るのもちょっと嫌だなと。本名についても、別に有名人でも何でもないので視聴者からしたらただの記号でしかないものですから、苗字までだったらいいですよと。マスクも着用しますので一応は匿顔ということになり、こうすることで私の中では「私本来の人格」とも「ぼくやという人格」とも結びつかない、「別の人格」がテレビ放送に出る、という構図にできたわけです。
取材内容としては、奨学金の借入、返済状況の質問から始まり、なんで変動金利を選んだんですか?月々の金利が1500円に上がるのは大変ですか?金利が上がるのは嫌ですか?など、借金返済にあたっての金利に関する質問をされました。
それに対して答えていくわけですが「と思うところですね」という謎の口癖が急に出現してることに自分で気付いたりとか、「こういう答えが欲しいんだろうな」と思うとちょっとそっちに寄せて誇張して答えちゃったりとか、いろんな気付きがありました←
最後にはWebへの転載、報ステ等他番組での流用に関する許諾の確認もあり、それぞれ許諾。
ご丁寧にこの内容の放送予定時間も教えてくれたのですが、私が住んでいる福岡県の朝のテレ朝系は謎のローカル番組をやっており「見れないんですよねw」と言ったら急に職業(業界)とか更なる個人情報を聞かれましたw 結局放送には採用されなかったですが、、、 YouTubeにも載るから見れますよとは言われました。。
そして、ブログに載せている写真ではなく放送用としての写真(金利通知書類)の提供依頼と、奨学金を借りながら過ごした学生時代の写真提供も依頼されましたwww たまに一般人の取材で話題とはあまり関係ない本人の関連写真が出ているのって、「あ、こういうことだったんだ」と合点がいきましたw 一応「探してみます」と受諾はしたものの陰キャなもんで学生時代の適当な写真を探すには苦労しましたが、なんとか探してこちらでトリミング、加工したものを提供したものの、結局は採用されなかったですね。。
そんな感じで、テレ朝の方も好青年で終始和やかな雰囲気で30分程度の取材が完了。依頼されていた写真をDMで送って、対応が終わりました。ネットでテレビの取材なると「報酬をよこせぇぇぇ!!」みたいな話になりがちですが、さすがにこの内容で報酬よこせとはならなかったですねw
ついでにDMではこの経験をブログに書いても良いかという確認をして、きちんと許可をいただきました!←
放送、Web掲載、そして誹謗中傷と無断転載
そして翌日朝、グッド!モーニングの放送はテレビでは確認できませんが放送予定時間ごろに5ch(2ch)の実況板を確認し、反応をチェック!やはり奨学金の話題ということもあって批判的な書き込みのほか、私の容姿を揶揄するような書き込みもありましたww
放送後、ご丁寧にテレ朝報道局のTwitterから放送したということと改めて取材対応への感謝のDMが来ました。
その後、放送された私の取材部分を含むVTR映像がYouTubeに掲載され、テレ朝のWebサイトにも記事として掲載されました。提携しているYahoo!ニュースにも同時掲載。次々と再生産されていました。
動画を見てみると私のパートは話題の導入として使われ、私の映像が流れたのは15秒ほどで、採用されていたのは二言だけでしたw まぁあくまで話の掴みとしての起用なので短いのはしょうがないですが、気合を入れて準備して臨んだ割には短いなというのが正直な感想ではありますw←
そしてYouTubeコメントとヤフコメは解放されいたので、一般人からのコメントが寄せられていたのですが、やはり私のパートに対する批判的な内容がありました。内容自体も金利200倍と言いつつ数円の金利が千円程度になったものですから、大袈裟に取り上げている感もありましたしね。そして容姿を揶揄するコメントもありましたww
批判的なコメント、揶揄するコメント(誹謗中傷?)はムカつくというか良い気はしないですが、先述の通り本来の自分とは異なる別人格として出演(?)したものですから、精神的ダメージは感じませんでした。やっぱり人格を別けていて本当に正解だったと思います。私は一般人だし、内容自体も大したことないのでどうってことは無かったですが、有名人が大量の誹謗中傷に晒されることの苦労が、ほんの少しですが分かった気がします。炎上して批判・誹謗中傷が殺到しようものなら、確かに堪えるなと思いました。。
ちなみに私の話に対する批判的なコメントに対して「そんなことは言っておらず、〜〜〜と言っているだけ。読解力低すぎ」という感じの私の話をきちんと理解している人からの反論もあったりして、そういうコメントを見たときは嬉しかったですw
現代の取材対応のリスクを感じる
Webにはいつまで掲載されるんだろう?と正直不安に思っていたのですが、しばらくしたら消えていました。。
確かにWeb掲載の許諾はしていましたが、こうやって持続的に大衆の目に晒され、批判を含めたコメントを受けるというのを考えると、正直リスクがあったかなぁと感じました。話題の本丸の住宅ローンを借りていた人は顔出し対応していましたが、やはりこちらに対しても批判的なコメントはあり、なかなか厳しいなと。
Webに掲載されるとSNSでも感想が拡散する可能性がありますし、映像の無断転載もより簡単になり、次々と再生産されるリスクもあります。実際、私のパートの部分もTikTokで切り抜き無断転載されていました。
Web掲載されなくてもキャプチャや録画が利用されるなどして本来一過性であるはずのテレビ放送がネットで再生産・拡散される可能性はあり、正直ネット時代・SNS時代に一般人がテレビの取材対応するのってかなりリスクが高まっているなと感じました。つい先日も奈良のシカ取材が炎上してましたし。。
ちなみにYouTubeは「それぐらい払え」「舐めてる」みたいな批判的内容が多かったのに対して、TikTokでは右翼系アカウントに取り上げられらのか、「中国人には無償の奨学金出しておいて、日本人には貸与で金利をつけるなんてけしからん!!」みたいな反応が多く、誰が投稿するのか、どうやって切り抜くのか、どこに拡散されるのかでこうも反応が違うのかと大変興味深かったです。
急に出てくる一般人の謎が解けた
私自身街頭インタビューをとかを含めてメディアから取材をされたことはなく、貴重な経験、良い経験になったかなと思います。
朝の情報番組とかを見ていると急に何の脈絡もなく一般人が出ていたりしますが、こうやって一般人にコンタクトして取材してるのかぁと思いましたw テレ朝報道局のTwitterは取材対象にリプめっちゃ送ってますしね。。でもこうやって取材に応えてくれる人を引き当てるのも結構大変そうです。。
というわけで、テレビ朝日からリモート取材をされてテレビ放送に採用された話でした。。
  
  
  
  


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