Twitter(現X)のブロックの仕様が変わって、ブロックしても相手のアカウントからは自分のツイート(ポスト)が見れるようになるそうです。私もiPhoneでTwitterを開いたらそのお知らせが出てきました。
まもなくブロックが変わります
X(Twitter)のブロックが間もなく仕様変更、ブロック相手からも投稿を見られてしまう – 窓の杜
ポストを公開に設定している場合、ブロックしたアカウントはポストを表示できるようになりますが、エンゲージメント(リプライなどの反応行動)を行うことはできません。ポストを表示できるユーザーを制限する必要がある場合は、引き続きアカウントを非公開にできます。
確かに、ブロックされてもサブ垢からなら見れますし、公開ツイートをしている以上は誰からも見られるということはきちんと認識しなければなりませんが、それでも「見られたくない」と思ってブロックした相手から普通にツイートが見られるようになるというのは愉快なものではありません。
まあ、私は話題を見たり検索したときに見えてしまう不快な著名アカウントや、特定のキーワードが含まれるツイートを自動的にいいねする宣伝アカウントをブロックするのがほとんどで、本気のブロックというのはあまりないんですが、この仕様変更には戸惑いを覚えます。
正直、私のTwitterには人間のフォロワーは数えるほどしかいないし、何より最近のTwitterは居心地がいいとは言えないので、Twitterとの向き合い方を考え直す時なのかなぁ、と思います。
なんていうか、最近Twitterをやっていて嬉しいとか、楽しいとか思ったことがないです。
おすすめやトレンドで見れるものってだいたい「怒り」「悲しみ」「憎悪」「愚痴」「アフィ」「対立」「陰謀論」ばっかりじゃないですか?とにかくネガティブなツイートしか出てこない。「おすすめ動画」なんて、アフィカスが転載動画にアフィサイトへのリンクツイートずらずらと並べているものばかり。なんだここは地獄か?
確かに「今日はこんないいことありました!」なんてのは誰も話題にしないけど、「こんなけしからん奴がいました」「こんな嫌なことがありました」みたいなネガティブな話題って、誰が見ても同じような感想を抱くから共感を得やすく、大衆の耳目を集めやすいのは分かります。
けど、Twitterでそういう他人のネガティブな感情に付き合っていたら際限が無いんです。Twitterには星の数ほど人がいるので、けしからん話題なんて無尽蔵に出てくるのです。全く見ず知らずのどうでもいい他人のツイートを見て、自分も同じようにイラついたり義憤に駆られるのって、冷静に考えたら心底無駄なことですよ。昔の2chで言う「祭り」級の話題が年がら年中供給されているような状態。でも、祭りはたまにあるから面白いのであって、しょっちゅうあったら疲れるだけです。
イーロン・マスクに買収されてからTwitterはどんどんおかしくなってきてるし、あれ?だったらやらないほうがいいんじゃね?ってなるのは当然ですよね。
実際、国家レベルでTwitterのブロッキングが行われたブラジルでは、メンタルが改善したという人も多かったそうです。
民間調査会社がXの停止後に実施したアンケートによると、約2割が以前からコンテンツの内容を理由に利用頻度を減らすかやめるかしていた。利用者でも4人に1人は、Xの利用が解禁されても再び使おうとは思わないと答えた。3割以上の回答者が、Xの利用停止によってメンタルヘルスが改善したと感じていることも分かった。
ブラジル「Xなき日常」1カ月 3割がメンタル改善 – 日本経済新聞
クリエイターの人とか、コミュニティの交流に積極的に使っている人であればともかく、なんとなくTwitterをして、なんとなく情報を収集したり話題をチェックしたりする程度の名も無き一般市民の人であれば、もはやTwitterなんてやらないほうがいいとさえ言える状況になっている気がします。
「集合知」なんて言われていた頃が本当に遠くなったなぁ、と思います。まあ昔から胡散臭い奴はいましたが、今の状況を考えたら「ワロスbot」なんて可愛いもんです。
じゃあ代わりにBlueskyやThreadsに移住すればいいのか?といえば、まだまだ人も少ないし、SNSとしてはTwitterの代替にはなりません。
結局Twitter断ちしかないのかなぁーって感じです。でもライフログとしてはTwitterは優秀だし、ブログをやっている身からするとTwitterからの流入は雀の涙ほどでもありがたいし、なかなかTwitter断ちは難しいですが…。
まあ、Twitterに限らず今のインターネットって、ネガティブな感情や敵対ばっかりでなんか疲れますよねぇ。一番いいのはネット断ち、でしょうか!?
なんか、ほんと困ったもんですよね。。。
▼以下、ただのスクラップ
マスク氏にとってX経営の基本方針は、できるだけユーザー間の「議論」を促進すること。同時にプラットフォームの利用頻度や回数、滞在時間を増やし、ひいては広告や動画の表示回数を稼ぐこと。
「Xは対戦型ソーシャルメディアだ。X is the PvP of social media」(2024年2月)
X / Twitter、ブロックしても相手は投稿が読めるよう仕様変更。イーロン・マスク氏がブロック廃止を進める理由 – テクノエッジ
小鳥のさえずりという意味であるサービス名「Twitter」を自身の宿願だった「X」に変え、アイコンもブランド価値の高かった青い鳥から「𝕏」にしてユーザーを驚かせるなど、旧Twitterの象徴である鳥の追放に余念がないイーロン・マスク氏ですが、ホームアイコンが鳥の巣箱だったことには気づかなかったらしく、Xに変えたあともTwitterと同じままでした。
しかし本人がある日ハッと気づいたのか、それとも周囲の誰かや従業員がご注進に及んだのか、ウェブ版では最近になってさりげなく四角いドアの一般的なホームアイコンに変わっていました。
イーロン・マスク、Twitterのホームアイコンが鳥小屋だったことにようやく気づく。iOSアプリ更新で撤去完了- テクノエッジ
コメント
大変考えさせられる記事をありがとうございます。
下記質問させてください。
★「イーロン・マスクに買収されてからTwitterはどんどんおかしくなってきてる」とのことですが、
私自身も買収以降、各種機能改良について何一つ良いものがなかったように感じております。
フォロワーとは関係ないユーザーの「おすすめ」が優先的に表示される機能や、
課金前提でのユーザビリティの劣化がその最たるものと認識しております。
これについて、ぼくや様のご意見を賜りたく。(ご私見で構いません)
★「BlueskyやThreadsに移住すればいいのか〜〜」とのことですが、
ご意見通りで、ユーザ数を考えると多くのユーザがXから脱却できない状態だと考えております。
これについては、どのような理由からかご推察いただきたいのですが、いかがでしょうか。
★本記事とは別件ですが、サブマリーナを購入なされてから半年程度経過した認識です。
半年経過後のレビューをお願いできますでしょうか。
パソコンご購入おめでとうございます。
★Twitterの劣化について
結局はユーザーの満足度やコミュニティとしての維持・発展よりも、金儲けを優先したっていうことだと思いおます。
まあ、元のTwitterも赤字で、企業として存続するには利益を出す必要があるとはいえ、イーロン・マスクの施策はあまりにも拝金主義的で、コミュニティの本質を見誤っており最悪です。
★Blueskyの移住について
SNSってウィナーテイクオールの世界だからではないでしょうか。人が集まるから価値が生じるわけで、結局勝者が総取りしてしまう。
黎明期こそ栄枯盛衰がありました(MySpaceとか)が、既に普及期ですし、そこからTwitter以外の(同種の)SNSが発展するのはかなり難しいように思います。
★サブマリーナについて
大変お待たせしており申し訳ございません。そもそもサブマリーナ以前にオメガ・シーマスターアクアテラやMacBook Proのレビューすら投稿できておらず、色々溜まっている状態です。
少しずつ消化したいとは思っておりますので、今しばらくお時間いただければと思います。
大変お忙しいところ、迅速なご回答ありがとうございました。
とても参考になりました。
また、まだまだレビュー未済の資材があるとのことで、こちらについてはのんびりとお待ちしております。