セイコー・プロスペックスの個人的残念ポイント

セイコーのスポーツ系ラインであるプロスペックスシリーズ。

セイコー・プロスペックスのロゴ

人気のシリーズで、最近は高い評価を受けていると思います。ファーストダイバーのヘリテージモデルとかソーラーのスピードタイマーとか、私も「おっ、いいな」と思うモデルがあります。

しかし、プロスペックスには個人的にどうしても気になる、大きな残念なポイントがあるんですよね・・・。

プロスペックスの残念ポイント

それがこのエンドピースと繋がるケースの形状。

この部分、一般的な腕時計は文字盤、ベゼルに沿った曲線を描いていますが、プロスペックスの一部モデルはちょっと数ミリ迫り出していて、直線形になっているんですよね。

なんというか、これがめっちゃ野暮ったい印象を受けます。

美しくないというか、スタイリッシュじゃないというか、たったこれだけのせいで時計全体がダサく見えてしまいます。実用時計としてケースも極めてシンプルなデザインゆえに、余計にここの部分が目に入ってしまいます。

「ファーストダイバー」ヘリテージモデルであるSBDC197とか、基本デザインは良いと思うんですが、個人的にはこのケース形状のせいで全てが台無しです。

SBDC197のケースデザイン
すまんがこれがカッコいいとは思えない・・・。 公式サイトより引用

パンダクロノグラフのSBDL085も本当はカッコいいのに、やっぱりこのケース形状で台無しです。

セイコー・プロスペックス SBDL085
セイコー・プロスペックス SBDL085 公式サイトより引用
SBDL085のケースデザイン
うーん、やっぱり野暮ったい・・・。 公式サイトより引用

全てのプロスペックスの時計がこういうデザインになっているわけではなく、どうもヘリテージモデルで原型の要素を取り込んだものがこうなっているようです。

セイコー 初代メカニカルダイバー
初代メカニカルダイバー(1965年) 公式サイトより引用
セイコー 初代スピードタイマー
初代スピードタイマー(1969年) 公式サイトより引用

まあ確かに、ヘリテージモデルならオリジナルを引き継ぐ要素を取り入れる必要がありますが・・・ここを取り入れる必要ってあります???

しかも、SBDC197などは単なるビンテージ風の忠実復刻モデルではなく、あくまでもオリジナルの系譜を受け継ぐ最新作、現代のレギュラーモデルという立ち位置です。

別にこのデザインが「プロスペックスらしい」とか、プロスペックスのアイデンティティとして認知されているわけでもなく、ただただ野暮ったい。

しかも、当時のデザインもオリジナリティとして入れたのではなく、単に製造上の理由からなような気がするんですよね。

どう考えても曲線形よりも直線形の方がより簡単に製造できるし、エンドピースとの適合精度も出せるでしょう。ダイバーズウォッチや実用時計に求められる堅牢性を実現するためには、当時の工作精度、製造技術では直線形を採らざるをえなかっただけなように思います。

だとすれば、あくまでも現代復活モデルならば、ここは現代風にアップデートしてデザインすべきではなかったのか・・・?そう思います。。

SBDC197はプロスペックスのダイバーズウォッチの基幹モデルなので、本当にそこだけが惜しいというか・・・。

個人的にはセイコーの時計って、なんかちょっとモヤってしまうデザインの時計も結構あって、趣味嗜好が合わない感じがしますねぇ。。

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