このサイトをMovable TypeからWordPressに移行してから今日でちょうど1年が経ちました。
本当はもうちょっと早く移行した感想を書いておきたかったのですが、1周年を機に書いてみようかなと。
結論としては、Movable TypeからWordPressに移行して本当に良かったです。
もっと早くから移行しておくべきだったし、なんなら最初からWordPressでやっておくべきだったな・・・と思います。。
WordPressには大満足
ブログとしての基本的な機能に大差があるわけではありませんが、やっぱり高機能でモダンなテーマが使えるのが素晴らしい。
おかげでリッチな見出しも、自動生成の目次も実装できました。これで大分記事が見やすくなりますので、大変ありがたい。OGPといったトレンドの機能もキャッチアップできたし、SEOが最適化されているのも嬉しいです。
あとやっぱり、動的CMSは使い勝手がいいです。ログイン状態であれば公開記事から直接編集画面に飛べるし、記事別のアクセス数も表示されるし、関連記事も簡単に表示できます(テーマ側の機能もありますが)。もちろん再構築も不要ですから、記事を更新したときやデザインを変更したときも楽です。
WordPress移行に伴いレンタルサーバーも高速な「コアサーバー」に移行したので、レスポンスも極めて良好で快適そのものです。
ほんと、最初からWordPressで作っておけば良かった・・・。
検索エンジンへの効果は?
移行はSEOの目的もありましたが、1年間でGoogle検索の表示回数もクリック回数も徐々に伸びていって、概ね倍ぐらいにはなりました。

モダンなテーマの採用でSEO対策がされているし、サーバー移管により15円 archive(旧サイトアーカイブ)という「低品質コンテンツ」をdabadabadaba.coomから分離した効果もあるのだろうと思います。
しかし、当然1年間で記事(コンテンツ)は増えてますし、WordPress移行そのものの効果がどのぐらいあるかは正直未知数ですね・・・。移行直後に検索順位が跳ね上がったわけでもないし。特に移行後に書いたロレックス関係の記事がよく検索されていますから、その影響が大きいと感じます。
まあやっぱり、サイトは中身が重要ってことですかね。。
気になること
しかし、WordPressに移行して気になることも少しはあります。
テーマが高機能すぎて、テーマに依存してしまう?
WordPressのテーマは単にデザインだけを変えるだけに留まらず、テーマ独自の機能も使えるようになったりします。
最近は高機能なテーマが人気で、今ここで使っているCocoonというテーマも独自の機能がたくさん備わっています。例えば、ブログカードや案内ボックス、吹き出しなど、多彩な要素がテーマ(Cocoon)独自の実装により使えるようになります。

こんなリッチな吹き出しも!
多彩な要素を簡単に記事に追加できます。
これによりモダンでリッチな記事を簡単に作れますから、非常に便利です。
Cocoonに限らず日本語圏でよく利用されている他の定番有名テーマの多くで同様の独自機能が実装されており、テーマ選びは単にデザインを選ぶものではなく、機能を選ぶものにもなっていると感じます。テーマ側も独自機能をアピールポイントにしており、独自機能の開発合戦の様相を呈しています。
そして、これらテーマ独自の機能はそのテーマでしか使えないものです。テーマを変えたりしたら、これらテーマ独自の要素は表示が崩れて、おかしくなってしまいます。互換性は無いのです。
しかし、ブログにおける記事とは「資産」であり、その「資産」がWordPressシステム本体ではなくテーマに依存してしまうというのは、正直考えものです。
リッチな要素は確かに魅力的なのですが、私は記事を書くうえであまりテーマ独自の要素は出来るだけ使わないようにしています。
WordPressはこれからも続くでしょうが、テーマが同じように更新され続けるとは限りません。途中でテーマを変えたくなることもあるかもしれません。テーマ独自の機能を使いまくって、そのテーマが使えなくなったときのことを考えると、独自機能は出来るだけ使わずに記事を書いた方がいいのかなと思います。アフィブログとかで収益重視、短期的な運営しかしないというのであれば、テーマ独自のリッチな要素を使うのもいいのでしょうが…。
画像重視でつらい
今のWebって、とにかくビジュアルに訴えることが重視される風潮ですよね。
アイキャッチ画像が使われ始めて久しいですし、SNSでのシェアもOGPで画像がデカデカと出ます。
そのためCocoonを始めとするWordPressで人気のテーマも、ビジュアル中心の考えのものが多いです。
例えば、記事一覧はカード形式で画像が大きな要素を占める作りになっています。
時代とはいえ、何かと画像が求められるのは正直辛いです。。
私が作ろうとしているのは細々とした個人の自己満足サイトであり、コンテンツはテキストが主体です。記事に常に画像を貼るわけではありませんし、アイキャッチ画像も必要ありません。Faviconはともかくホームイメージなんて、作るまでもないサイトです。
しかし何も設定しないとCocoon標準のFaviconやホームイメージがデカデカと表示されてそれも癪なので、仕方なく適当に作って用意しました。。


しかし、記事の一覧表示だけでも、往年のブログっぽくタイトルと記事の本文がずらずらと表示されるというという方式にしたいんですがねぇ・・・。記事一覧で画像優先はつらい。「NO IMAGE」の記事が多いですから。そもそもカード形式がブログの一覧表示としてはしっくりこない。
他の定番テーマを見てもカード形式のものばかりで、正直今のWordPressってアフィブログに特化している環境なのかなと思ってしまいます。インスタじゃないんだから、個人ブログで毎回必ず画像が貼られるわけないですよ。。
なんでもかんでもフィード配信しすぎ
Movable Typeでは廃止されることになったRSSフィードの配信ですが、WordPressではまだまだ現役です。
しかし、WordPressでは何でもかんでもフィードが作成されてしまいます。
記事一覧のフィードがあるのは分かります。というか、無かったら困ります。
しかし、「記事別のコメント欄フィード」「カテゴリ別の最新記事フィード」「アーカイブ(年月)別の最新記事フィード」「タグ別の最新記事フィード」までが配信されるのはどう考えても過剰です。特に記事別のコメント欄フィードはマジで不要だと思います。ブログでコメント欄のRSSを購読する人なんているんですかね???
これの何が嫌かっていうと、Googleサーチコンソールでインデックス未登録ページがやたら増えることです。特に記事別のコメント欄フィードがあることで未登録ページが爆増します。このせいで未登録ページが増えてるのが記事なのかただのフィードなのかが分からず、ややこしいです。
フィード配信は設定で個別にオフにすることもできず、困ったものです。コードを書けば無効化できるようですが、コメントフィードだけ無効化したい場合には複雑化するようで、結局そのままにしています。。
ただ、最近はフィード関係は検出さえされなくなっているように思います。初期の頃は割と未登録でたくさん出ていたと記憶しているのですが。。まあ、サーチコンソールを汚さないなら、いいかなと思います。。
これからもWordPressでやっていく
ちょっと気になるところを書きましたが、基本的にはWordPressの移行には満足しています。
なんだかんだで、みんなが使ってるWordPressなら安心して使えます。ほんと何で、最初Movable Typeを使ってしまったのだろう・・・←
これからは浮気することなく、WordPressと共に細々とサイトを作っていこうと思います。。
コメント