今回のお盆の帰省で実家に行くと、私の部屋に新しいエアコンが設置されていました。
7月に実家に行ったらエアコンが壊れていたので、そのときに電気屋で注文をしていたものが取り付けられていたわけです。まあ、前のは15年モノのエアコンだったので、いい加減買い替え時期でした。なお実家の家計で購入されたものとなります。
今回設置されたのは日立の白くまくんシリーズのRAS-YX22N。ヤマダ電機グループのオリジナルモデルのようですが、グレードとしたら中位〜下位ぐらいのモデルです。
最近、エアコンについては日立推しです。
私がエアコンを選ぶ基準は何かというと、とにかく防カビ、カビ対策機能。エアコンはカビが生えやすいですが、エアコンを運転したらカビの胞子が部屋中に撒き散らされるなんてまっぴらごめんです。中長期的にアレルギーとか、なにかの病気になりそう。だからこそできるだけカビが生えない製品を選びたい。
一昔前まではシャープ推しでした。プラズマクラスターがあったからですね。
今でこそ各社防カビ機能が充実していますが、15〜20年前は大した防カビ機能はなく、その中でシャープのプラズマクラスターは魅力的に映りました。確かにプラズマクラスターは眉唾物なんでしょうが、狭いエアコン内部に対してはそれなりの効果が期待できるのではと思います。なので、実家で新しく買うエアコンはシャープ製が続きました。(そういえばプラズマクラスターって一時期「除菌イオン」に改名してたけど元に戻りましたよね)
しかし、それらのシャープ製エアコンもカビてきてるんですよね。今回新調されたエアコンは15年モノでしたが、まあ流石に15年も経つとゴリゴリにカビます。しかし、2〜3年前に新調された居間のエアコンも、少しカビてきています。新しいやつはプラズマクラスターパトロールという、エアコン停止中もカビが生えやすい条件が揃ったら内部プラズマクラスター運転をして防カビする機能があり、これには期待していたのですが。。まあ、そういう機能が無いものに比べたら全然違うのかもしれませんし、流石に全くカビを生やさないというのは難しいんでしょうけど…。しかし、2〜3年前に新調したやつがカビ始めるのはまだ早いかな〜とも思います。
そして、1年前に実家の寝室のエアコンを新調することになったのですが、目に留まったのは日立のエアコン。確かジャパネットたかたでセールをしていたのもあったと思いますが、いろいろ調べてみると今は日立の防カビ機能が充実していることが分かり、日立製を購入しました。
日立独自の凍結洗浄機能は魅力的だなと前から思っていましたが、たしか昔は高額な上位グレードにしか載っていなかったはずです。それが今では下位グレードまで降りてきていました。日立独自の防カビ機能としてさらに、ステンレス・クリーンシステムという送風路にステンレスを使用することでホコリがつきにくく菌も抑制してくれる仕様もあり、より清潔が保たれるようになっています。これも下位グレードまで降りてきています。
というわけで、寝室、私の部屋と、最近のエアコン買い替えでは立て続けに日立のエアコンが採用されました。
メーカー別防カビ機能比較表
日立 | シャープ | ダイキン | パナソニック | 三菱電機 | 富士通ゼネラル | |
---|---|---|---|---|---|---|
熱交換器清掃 | ◎ 凍結洗浄 | − | △:水内部クリーン(加湿) ◎:水内部クリーン(冷房) | − | − | ◎ 加熱除菌 |
排水トレー清掃 | △ 凍結洗浄 | − | − | − | − | − |
排水トレー加工 | △ 銅合金orステンレス使用 | △ 防カビ加工 | △ 排水に抗菌剤溶融 | − | − | − |
運転後自動清浄 | ◎ 凍結洗浄 乾燥運転 | ◎ 内部清浄 (乾燥+イオン) | ◎ ストリーマ内部クリーン (乾燥+放電) | ◎ 内部クリーン運転 (乾燥+イオン) | ◎ 内部クリーン (乾燥+イオン) | ◎ 内部クリーン (乾燥運転) |
常時防カビ監視・運転 | ◎ カビバスター | ◎ プラズマクラスターパトロール | − | ○ カビみはり | △ カビガード | △ カビ抑制タイマー |
送風ファン清掃 | ○ ファンロボ | − | − | − | − | − |
送風ファン加工 | △ Ag除菌 | △ 帯電防止 | ○ 防カビ | ○ 防カビ・帯電防止 | ○ 防汚・防カビ | △ 防カビ |
送風路加工 | △:銅合金使用 ◎:ステンレス使用 | △ 防カビ | − | − | △ 防汚・防カビ | ○ 防カビ |
2023年ラインナップにおいて比較
いや〜しかし、改めて調べてみると日立の防カビ・清潔機能は群を抜いていますね。やはり凍結洗浄は心強い。
まだ上位グレードのみですが、熱交換器だけでなく排水トレーも凍結洗浄されたり、ホコリがつきやすい送風ファンを掃除する機能があったり、ステンレスから一歩進んで銅合金と、日立独自の防カビ機能は相当に充実しています。そのあたりの機能も早く中位〜下位グレードまで降りてきて欲しいものです。
個人的にフィルター自動掃除と換気は不要
各社防カビ機能が充実してきたのはいいんですが、他の清潔機能の中で個人的に不要だと思うのはフィルター自動掃除機能と換気機能。
フィルター自動掃除機能については各社ほぼ全てのモデルに搭載されており、もはや避けるのが難しい状態ですが、これがあることによってダスキンやお掃除本舗などの業者による洗浄ができない、できても高額になるといったデメリットが出てきてしまいます。また当然機能が複雑になればなるほど価格もあがるし、筐体は大きくなり、故障のリスクも上がります。フィルター掃除なんて各シーズン終わり、年に数回程度の手間で済みますし、メリットとデメリットが釣り合っていない機能と感じます。
しかし、フィルター自動掃除機能も随分と進化してますよね。今回買い替えた15年前のシャープ製エアコンにもフィルター自動掃除機能はありましたが当時は機能が出始めの頃で、動作中は結構うるさくて実用的ではありませんでした。今回の日立のエアコンや数年前に買ったシャープのエアコンの掃除機能は本当に静かで、隔世の感があります。これなら常用するのに問題ありません。
換気機能はダイキンとパナソニックだけに搭載されているようですが、これもまた複雑にしてまで搭載しないといけない機能なのか?と思います。まあ、このあたりは昨今のコロナ禍の影響もあるのでしょうが…。
ちなみに買い換えた15年前のシャープ製エアコンにも換気機能は付いていたのですが、シャープは今のモデルには換気機能は一切搭載していません。そもそもエアコン付属程度だと換気量も少なくあまり意味が無いとか言われてましたし、また当時のシャープ製エアコンの換気機能は別途換気口の取り付けも必要で取り付け工事のコストが嵩むのもあり、デメリットが多いという判断になったのかもしれません。。(ちなみにダイキンとパナの換気機能は室外機を利用するもののようです)
今回の買い替えにより10年選手のエアコンが無くなり、全て一定の防カビ機能を搭載したエアコンとなり実家の空調環境はだいぶ改善されました。しかし、私が住んでいる寮の部屋のエアコンはパナソニックの廉価モデルで、防カビ機能は冷房運転後乾燥機能のみ。普段から生活している空間のエアコンが、一番しょぼいという…。正直自分で買い替えたいぐらいですが、どうしましょうかねぇ←
コメント
記載ありがとうございました。
下記質問させてください。
★エアコンの写真を拝見しましたが、本体裏に2本のステーが見受けられました。
通常はこういったステーを見かけないのですが、何か構造上の理由があるのでしょうか。
★ブログやSNSを拝見すると、何より防カビ機能を最重視している様子が見て取れました。
これには何か背景があるのでしょうか。
★メーカー毎の防カビ機能一覧のマトリクスですが、大変見やすく感服いたしました。
このような資料を作成するには何かコツがあるのですか。
★エアコンのステーについて
→エアコン設置にあたり壁に十分な強度が確保されていないと判断された場合、ステーで補強するそうです。
★防カビ重視の背景
→正直なところ大した背景はなく、単に綺麗好きということかなと思っております。
★マトリスク資料
→お褒めいただきありがとうございます。まあ、Web上の表であれば、ヘッダー行を設定するぐらいで十分ではないかと思います。