さよならサブウェイ

サブウェイのBLT

サンドイッチチェーンのサブウェイが好きです。

3年前に初めて食べて以来ハマり、よく通っていたのですが、今月、市内唯一の店舗が閉店してしまいました・・・。

今後、サブウェイを食べるのが難しくなるなんて・・・。

注文が難しい? ーサブウェイとの出会い

マクドナルドやケンタッキーなど違って店舗数が少ないということともあり、長いことサブウェイを食べたことはなかったのですが、なんとなく「注文が難しい店」というイメージがありました。

というのも、一昔前にこういう話題を目にしたから。

「サブウェイ」が苦境と聞いてガチ勢が注文のフローチャートを作ってみたら愛が重すぎた – Togetter

会社の近くにショッピングモールがあり、ときどき同僚や同期らと一緒に昼食を食べにいくことがあったのですが、その中にサブウェイがあったものの、注文が難しいというイメージからサブウェイに行くことはありませんでした。

しかし、3年前の夏、ふと思い立ち「サブウェイって注文が難しいらしいから行ってみようぜw」と誘ってサブウェイに行ってみたのです。みんなと一緒なら注文が難しくても平気ですから←

もちろん同期を先頭に据えて初めてのサブウェイ来店。その同期が馬鹿正直に「注文が難しいって聞いたんですけど・・・」というと、店員さんが注文方法を優しくレクチャーしてくれて、みんな無事に注文。

私は最もスタンダードっぽいBLTを全ておすすめの組み合わせで注文。

それを食べ「こんなにうまい食べ物があったのか」と衝撃を受けました←

シャキシャキ野菜とパンに、ベーコンとシザードレッシング、粉チーズの塩っけさが加わることでバランスが取れて、とても美味。

ハンバーガーとかジャンキーなものが多いファーストフードチェーンの中でサンドイッチというのはサブウェイしかなく、お店のサンドイッチを食べるというのも初めてだったので、その新鮮さもありました。まあ、冷静に考えたらパンに挟んだサラダみたいなもんなのですがw

この日以降サブウェイにハマり足繁く通うようになりました。

ちょうどその頃はダイエットをしていて、野菜中心の低カロリーで脂質が少ないサブウェイはダイエットにもピッタリで、そのためにもよく行っていました。

家計簿で確認してみると、昨年の来店回数は約50回。
基本平日の昼食で、普段は社食で食べていることを考えると、週1ペースでサブウェイへ行っているというのは結構な頻度ではないでしょうか。

突然の別れ(閉店)

しかし、今年に入ってからは、短い昼休みの中で車を使って外に出る、ということ自体が億劫になってきたこともあり、ダイエットも停滞中だし以前のようなペースでは行かなくなりました。

4月の下旬、久しぶりに行き、会計時に店舗限定スタンプカードを差し出すと、店員さんが困ったようなリアクションを見せ何かと思っていたら、「5月で閉店するんです・・・」と衝撃の事実を告げられたのです。

普段はリアクションが薄い私が「えぇ!?マジっすか!?!?」と思わず大きな声を上げてしまいました←

その時既に閉店までGWを入れて2週間ちょいとなっており、あまり猶予はありません。その週のうちに私の影響でサブウェイ好きになった同期と一緒に行こうと思ったのですが、出張だったり会議だったりして上手くタイミングが合わせられず。

結果的に次にサブウェイを訪れたのは閉店の前日と当日だったのですが、どちらもこれまでに見たことがない長蛇の列が出来ており、昼休み中に会社に戻らなければならないことを考えたら間に合わない可能性があり、断念せざるを得ませんでした・・・。
サブウェイって注文を受けてその場で作ることもあり、列が出来ていると結構時間がかかる可能性があるんですよね・・・。

3年間に足繁く通っていたので店員さんからは「ポテトドリンクセットおじさん」として認識される程度にはなっていたのですが、店員さんも閉店するのにポテトドリンクセットおじさん来ないな、と思っていたに違いありません←

最後は一番のお気に入りであるBLTを食べたかったのですが、最後のサブウェイが何気なしに「これ食べたことあるっけ?」と思って頼んだスパイシーえびたまになってしまったのは心残りです←

確かに、注文はめんどくさい

この閉店により、最寄りのサブウェイは車で1時間の遠く離れたところになってしまいました・・・。もうサブウェイを食べる機会は今後ほとんど無いでしょう。。

サブウェイってあんまり店舗が多くないですよね。そもそも先ほどの「注文が難しい」という記事も、「大量閉店してるサブウェイを救いたい」という趣旨で、それが2018年の記事であることを考えるとサブウェイの苦戦はまだ続いているということでしょうか・・・。

サブウェイの注文方式は一度分かれば「難しい」というほどではありませんが、確かにめんどくさい注文方法ではあるなと思います。

例えば、マクドナルドやケンタッキーなど、一般的なファーストフード店でセットを注文するとき流れは大体次のような3ステップです。

  1. メニューを選ぶ
  2. サイドメニューを選ぶ
  3. ドリンクを選ぶ

なんなら選べるサイドメニューもなく、メニューとドリンクの2ステップで済むことのほうが多いでしょう。

しかし、サブウェイはというと・・・

  1. メニューを選ぶ
  2. パンの種類を選ぶ
  3. パンを焼くかどうか選ぶ
  4. 基本の野菜を全部入れるかどうか、増量するかどうかを選ぶ
  5. 有料トッピングを選ぶ(まあこれは聞かれないことも多い)
  6. ドレッシングを選ぶ
  7. セットを選ぶ
  8. ポテトの味の種類を選ぶ
  9. ドリンクを選ぶ

と9ステップと、一般的なファーストフードの3〜4倍の工程がかかるのです。

パンの種類はどうしますか、パンは焼きますか、野菜は全部入れますか、ドレッシングは何にしますか、セットはつけますか、ポテトの味はどれにしますか、ドリンクは何にしますか・・・。

とにかくサブウェイの注文は店員さんからの質問攻めです。正直、サブウェイ好きの私でさえめんどくさいなと感じます。マクドナルド感覚で来店すると面食らってしまうでしょう。

そしてそれで得られるメリットである、カスタマイズができる喜びがどこまであるかと言うと・・・。

結局、ほとんどの人がおすすめの組み合わせをしているだけなのではないでしょうか。最終的な味を左右するドレッシングはともかく、パンの種類とかマニアックすぎですよね。

「サブウェイ」という店名が「サブマリンサンドイッチ(submarine sandwich)をあなたの好み(your way)で作る」ということが由来なので、この注文方法はサブウェイのアイデンティティーではあるのですが、正直日本では受けにくいんじゃないかと思います。

そして、これだけめんどくさい、店員さんとの会話が多い注文方式で、かつ客の目の前で作るスタイルなのに、ホスピタリティは普通のファーストフード店なんですよね・・・。

スターバックスとかコーヒーチェーンって、店員さんがやたらフレンドリーで話しかけたりしてくるイメージですが、サブウェイにそのようなホスピタリティはありません。あくまでもメニューを聞いて作るだけ。普通のファーストフード店です。

この3年の間に100回近く来店した私も、「ポテトドリンクセットおじさん」として認識されるのが精一杯でした←

まあ、とはいえサブウェイにスタバみたいなホスピタリティがあっても正直困りますが←

さらばサブウェイまた会う日まで

外でサンドイッチを食べるという習慣も正直日本では馴染みにくいと思いますし、とっつきにくい注文方法と相まって、なかなか日本では厳しいのかな・・・という感じもします。今後もサブウェイの苦境は続く?

ちなみに去年オーストラリアに出張しに行った時、訪問先の現地業者が昼食でサブウェイを用意してくれるということがあり、その時は感動しましたw
そのようにお客さんも出すぐらいだし、海外では割と人気なんですかねぇ。。

味が好きなのはもちろん、「ちょっと昨日肉を食べ過ぎたから」ってときにもヘルシーなサブウェイは重宝していたのですが、これからは通えなくなると思うと残念です。

というわけで、これからは草葉の陰からサブウェイを応援していきたいと思います。また食べれる日まで・・・。

コメント

  1. ブログご記載ありがとうございました。
    お手数ですが、下記質問させてください。
    なお、私はサブウェイ未経験者ですので、ご容赦いただけますと幸甚です。

    ★店舗数
        →私もサブウェイは行ったことがありません。
           店舗数は全国的にそれだけ少なかったのでしょうか。あるいは地域差があったのでしょうか。

    ★注文が難しいというイメージ
     →本文ご記載にあるように、「一般的なファーストフードの3〜4倍」とのことで
        注文までのプロセスが確かに多いように感じてしまいました。
        これを他店のように簡素化しないのは、企業風土によるものなのでしょうか。
        当該店舗の雰囲気を存じ上げず申し訳ございません。
      
    ★家計簿で確認してみると、昨年の来店回数は約50回
        →家計簿での的確な記載ありがとうございます。
            差し支えなければ、家計簿として使用している成果物(アプリ等)をご教示いただけますか。

    ★短い昼休みの中で車を使って外に出る
        →貴社では車通勤が可能、という認識で相違ございませんか。

  2. いつもお世話になっております。

    ★店舗数
    公式サイトより調査しましたところ、167店でした。
    参考までに、マクドナルドは2,964店(2023年4月)、ケンタッキーは1,172店(2022年3月)、モスバーガーは1,287点(2023年4月)となっております。

    ★注文方法
    カスタマイズできる余地が大きいという商品特性によるものなのかなと思います(具材、ドレッシングの種類が多い)。
    ただ、個人的にはおすすめの組み合わせで提供するのを基本とし、要望があった場合のみカスタマイズするという方式にしたほうが、日本では上手くいくのではないか?と思います。
    今の方式は煩雑すぎて、サブウェイ自体の勢力が小さい現状(=カスタマイズ注文が珍しい)だと足枷になっているのではないでしょうか。

    ★家計簿アプリ
    iComptaというMac/iPhone向け有料アプリを利用しています。
    iCloud連携によりMacでもiPhoneでも同じ家計簿データを共有できて便利です。
    私が家計簿をつけ始めた頃はiComptaぐらいしかまともな家計簿アプリがありませんでしたが、今では他の選択肢もあるのではないかと思います。
    iComptaは多機能ではありますが、それゆえに少し使いづらいかなと思います。

    ★車通勤
    はい、そのご理解で差し支えございません。
    というより、車じゃないと通勤が難しいという状況でございます。
    (最寄駅より徒歩50分、最寄バス停より徒歩30分)

  3. 大変お忙しいところ、丁寧なご回答ありがとうございました。
    また、コメント時に余計なスペースが多数挿入されてしまい申し訳ございません。

    追加で下記質問させてください。

    ★要望があった場合のみカスタマイズするほうが、日本では上手くいくのでは…
     →ご賢察恐れ入りました。私も全く同意見です。
      日本は国民性を鑑みましても、独自性より汎用性を高める(ある程度テンプレ化する)方が売れると感じました。
      事実、自動車販売におかれましても、ある程度のオプションをグルーピングし「グレード」を組成するやり方が一般的です。
      (一から全て決めさせるより、ある程度指針を示しておくイメージ)
      ただしサブウェイはカスタマイズを売りにしているとのことで、やむを得ない判断と考えます。ご意見いかがでしょうか。

    ★iComptaをご使用との情報ご提示ありがとうございます。
     昨今ではマネーフォワードやマネーツリー、freee等各種家計簿アプリが銀行APIと連携しており、残高や取引情報の取得が容易との認識です。
     ご利用のソフトは連携機能がないため手動入力が必要かと思いますが、それでも
     当該ソフトを継続して利用できる秘訣はなんでしょうか。

    • ★簡便さとカスタマイズ性がいい塩梅で両立できれば良いのですが、そこがなかなか難しいポイントかなと思います。サブウェイを救いたいとは思っているのですが←

      ★iComptaは連携こそないものの、家計簿アプリとして求められる一通りの機能を有しており、現状で特段の不満もないですからね。低精度な連携に任せるより、自分でキッチリ入力したいという性格でもありますし。ローカルアプリ、ファイル形式であれば突然の「サ終」の心配がないというのも大きいです。

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