実家がPCを買った(VAIO S15)

この前の週末は実家へ行き、PCの設定とかをしていました。
そう、実家が新しいPCを導入したのです。

VAIO S15

VAIO Fit 15Eから、VAIO S15へ。2022年7月に発売されたモデルです。

年末年始にカスタマイズ注文して、2月の初めに届いてました。

VAIO Fit 15Eは2013年11月に導入したものなので、9年ちょっとでの買い替えです。
あの頃はまだソニー製でしたが、今はVAIO株式会社製。

Fit 15EはCore i5だしストレージをIntel製高速SSDに換装していることもあって今も体感速度にほとんど不満はなく、正直、父の用途だと性能に問題は無いのですが、もう9年経ってバッテリーもヘタり始めたのと、4Kディスプレイを使ってほしいというのもあって新調。
父は高齢者なので、フォントが綺麗で視認性が上がる4Kがいいと思ったんですよね。

とはいっても、今回は別に私が買ってあげたわけではないのですがw←

機種選定は、9年使えた実績を持つ国産の安心感と4Kが選べるということで今回もVAIO。
4K縛りにすると結構メーカーが絞られました。
Macじゃあ高DPI(Retina)ディスプレイが当たり前なのに←

Fit 15Eはコンシューマー向けのエントリーモデルでしたが、S15はスタンダードモデルです、、というか今はSシリーズしか無いようです。

というわけで、4KとフルHDの画質比較とか、簡単なレビューをば。

9年越しのPCスペックの進化は

主なスペックは以下の通りです。

 VAIO Fit 15E (2013)VAIO S15 (2022)
ディスプレイグレア15.5型 フルHD
(1920×1080)
ノングレア15.6型 4K HDR
(3840×2160)
CPUIntel Core i5-3337U
(1.6GHz-2.7GHz/2コア・4スレッド)
Intel Core i7-12700H
(Pコア2.3GHz-4.7GHz,Eコア1.7GHz-3.5GHz/6Pコア+8Eコア・20スレッド)
CPUアーキテクチャIvy BrideAlder Lake
CPUプロセス22nmIntel 7 (10nm、7nm相当)
メモリ6GB (4GB+2GB/DDR3L-1600)16GB (8GB+8GB/DDR5)
GPUIntel HD Graphics 4000 (CPU内蔵)Intel Iris Xe Graphics (CPU内蔵)
ストレージ500GB HDD (SATA 6Gbps/5400rpm)(購入時)
※Intel製SSDに換装済
256GB NVMe SSD (PCI Express×4 64Gbps)
無線LANIEEE802.11b/g/n (2.4GHz、最大300Mbps)IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz/6GHz,Wi-Fi 6E)
寸法W380.3mm × H25.1-26.1mm × D260.8mmW361.4mm × H22.0-26.0mm × D254.3mm
重量2.5-2.7kg2.25kg

4K HDRディスプレイにハイエンドCore i7、16GBメモリという完全なオーバースペックw
正直私が買っても良いレベルです←

私のMacBook Pro(Mid 2015)はCore i7-4870HQ(4コア・8スレッド)、16GB DDR3メモリなので、完全に抜かれてしまいました。。。

ハイスペックは4Kディスプレイだけで良かったのですが、4KにしようとするとCore i7と16GBメモリが必須でした。メモリはともかく、Core i7まで要るんですかねぇ・・・?

最近はCPUの情報とか全然追わなくなっていたのですが、今はPC向けCPUもスマホみたいに高性能コアと高効率コアの組み合わせになっていているんですね。14コア!?とびっくりしたのですが、big.LITTLEだったとは。

Wi-Fiも2.4GHzだけのWi-Fi 4(11n)から、5GHzだけでなく6GHzまで対応する最新のWi-Fi 6E(11ax)となり、申し分無いです。

現代のPCで問題になるのは、性能ではなくインターフェース回りの陳腐化ですからね。
というか、Fit 15Eの2.4GHzだけってしょぼすぎる・・・。2013年なら11nの5GHzとか出ていたのではと思うんですが。

ちなみにこれに合わせてWi-Fi 6対応ルーターだけは私が買ってあげました←
買ったのはNECのAterm WX3000HP2。Wi-Fiルーターって結構軽くてコンパクトなイメージがあったのですが、これは結構重くてゴツいです。これまでのモデルは発熱がすごいときもあったので、高速大容量通信が必要になってくともう巨大化せざるをえないのでしょう。ファンこそないものの、上部に排気口はあり効率的に冷却ができる構造になってしました。
しかし、ファンレスで上に排気口って、ホコリが入りまくるような・・・。横置きは不可で、置き方で対策もできないので尚更気になります。

そして気になるお値段は242,410円也。この構成の標準価格は314,600円ですが、年末年始セールや新規登録クーポンを活用してこの価格に。約23%引きですね。

安くはないですが、このスペックが20万円台前半で買えるのであれば結構お得なのではないでしょうか?しかもそのうちの2万はMS Officeだし。

4Kディスプレイはやっぱ綺麗

4Kディスプレイは、やっぱり綺麗ですね。スマホやMacと同じ感覚で見れます←

比較するとこんな感じ↓

VAIO S15の画面
VAIO Fit 15Eの画面
VAIO S15の画面
VAIO Fit 15E
VAIO S15の画面
VAIO Fit 15Eの画面
VAIO S15の画面
VAIO Fit 15Eの画面
(モアレがひどくてすいません)

ただ、Fit 15Eも15インチにフルHDと比較的高DPIで、スケーリング表示していたので思っていたよりフォントの視認性アップ効果は無かったかも、と思いました。。

Windowsのフォントレンダリングって、なんとなく薄めというのもあるかもしれません。というか、メイリオや游ゴシックというフォント自体が薄いのか?

メイリオとか低DPI環境でとにかくClearTypeを使うことを想定している感じで、高DPI環境だと線の薄さが際立って逆に視認性が下がるようなフォントである気がします。

発色もHDR対応だけあって綺麗です。というか、Fit 15Eのディスプレイの画質は本当に悪かったです。2000年代の液晶出始めの頃のPC用液晶モニタかよってレベル。視野角もめちゃくちゃ狭いし。一応、フルHDはカスタマイズで選べる上位仕様なのですが・・・。

性能については、大幅にアップしているはずですが正直よく分からないですね←
やはり現代のPCの性能は、通常用途であればとっくの昔に飽和状態になっているものと思います。。
重たい作業をすれば全然違うのでしょうが・・・。

気になった点としては、スピーカーの音質とキーボードの打鍵感ですね。

スピーカーの音質はかなり悪いです。パッと聞いただけで明らかに低音質で、Fit 15Eよりも悪い。コンシューマー向けのFit 15Eに比べると、ビジネス向け色が強いSシリーズだとAV機能はそんなに・・・ということでしょうか。

キーボードの打鍵感も、カチャカチャしてて安っぽい。ディスプレイを開くと勝手にボディ奥側が持ち上がるチルトアップヒンジ構造だからでしょうか。Fit 15Eは静音タイプで、品のいい打鍵感だったのですが。

あとは、Fit 15Eは自分でバッテリー、メモリやストレージも換装できる仕様だったのですが、S15は何も換装できないようです。
最近のノートPCは拡張性が低くなっていますよね。MacBook Proも昔はそれらの換装ができたものでしたが。

まあ、現代のPCは性能が十分に高くなっているので、ユーザーがアクセス可能な機構を残しておく必要性は減っているのかもしれません。正直、消耗品のバッテリーぐらいは自分で交換させてほしいですが・・・。

Windows 11はクソ

新品のPCですので、OSはWindows 11が入っていました。

つい最近出たばかりのイメージでしたが、2021年10月のリリースなのでもう1年以上経つんですね。
会社のPCはWindows 10だし、私自身はMacに移ってから大分時が経っていてWin 11の情報は全然チェックしておらず、「タスクバーが真ん中になっただけでしょ?」ぐらいに思っていたのですが、結構変わっていました。

結論から言うとクソです←

操作感に関わるところが結構変わってるんですよね。変わってるだけでも面倒くさいのに、新しいのは正直使い勝手が良くなっているどころか悪くなっているとしか思えないので最悪です。

ほんと、Microsoftは良いOS、クソOSを交互に出さないといけないという呪いにかかっているんでしょうか!?←

新しいスタートメニューもエクスプローラーのコンテキストメニューも、前のほうが使いやすかったと思います。
分かりやすい方向への変更であれば歓迎ですが、分かりにくくなるのは本当に勘弁してほしい。特に父は高齢者なので・・・。

また、これまで設定できていたものができなくなっていたり(タスクバーの結合とか)、スマホ化がより進んでいる印象です。Macも設定項目や機能の削減があっていますが、この流れは本当に嫌ですね。

だんだんとPCも、自由に何でもできるデバイスから、スマホのように限られた設定、機能しか使えないデバイスになっていくんでしょうか・・・。なんだかなぁ。

というわけで9年ぶりに実家PCが新調されましたが、ハイエンドCore i7に4K HDRディスプレイ搭載モデルで、これで10年は余裕で戦えそうです。

最初のPCは20年以上前のPenitum ⅢのWindowws 98機で、デカイくせにどんどん性能が足りなくなっていきましたが、今や小さいノートPCで有り余るほどの性能で、一般用途なら10年スパンで買い替えを必要としないものになり、進化はすごいものです。

私のMacも2016年に買ったもので今年で7年が経つので、そろそろ買い替え時でしょうか・・・?どうしようかな←

コメント

  1. 記載ありがとうございます。
    下記質問させて下さい。
    ★「Macじゃあ高DPI(Retina)ディスプレイが当たり前なのに」とのことですが、
    今回Mac OSではなくWindowsOSのPCを選択した理由をご教示ください。
    ★4Kディスプレイを追求したところハイスペックになってしまったとのことですが、
    4K採用の他社の安価なPCを採用しなかったのはなぜですか。
    (VAIOの魅力は記載頂いてますが、他社がダメな理由にはなりませんので…)
    ★最新企画のWi-Fi 6E対応端末とのことですが、こちらはWi-Fi6対応無線ルータで良いのでしょうか。
    (Wi-Fi 6E対応ルータまでは不要で、6対応で十分という意図でしょうか)
    ★ご自身のMacは2016年製とのことですが、バタフライキーボード搭載モデルで認識合っていますか。

  2. ご質問ありがとうございます。
    ★MacではなくWindowsの理由
    今回のPCは実家の父が使用するものですので、世間一般との互換性を考えてMacは選択肢にありませんでした。
    ★他社製のPCではなかった理由
    なんか、あまりにも4Kが一般的でなさすぎて、
    「4K ノートPC」とかで検索してもあまり上手く探せず、面倒くさくなったためです←
    しかし、セール価格で買えましたし、他社製のコスパに優れるモデルと遜色ない値段なのではないかと思います。
    ★Wi-Fi 6対応ルータ
    Wi-Fi 6E対応のものだと値段が急に高くなりますし、
    そもそも利用するのも1Gbpsのフレッツ光ですので、Wi-Fi 6対応ルーターで十分だからです。
    ★バタフライキーボードMac?
    購入したのは2016年ですが、2016年モデルのMacではなく2015年モデルのMacなので、バタフライではない普通のキーボードのMacBook Proです。
    リークでTouch barとかUSB-Cオンリー化とかネガティブな情報があり、あえてモデルチェンジ前に買ったものでしたが、結果的に正解だったかなと思います。

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