先日も懲りずにロレックス正規店へ行っていました。
まあ、今のところマラソンのためにロレックス正規店へ行くのではなく、みんなで遊ぶついでに正規店へ行くというか、正規店へ行くついでに遊ぶというか、そんな感じではあるのですが。
これまでは「北上」をして正規店に行っていたのですが、今回は初めて「南下」をして、別の地域の正規店へ行きました。北上ルートが大都市圏へ行くほうとすれば、南下ルートは地方へ行くほうになります。大都市と地方の百貨店ではどっちが入手しやすいんだろう・・・?などと思いながら、南下して初訪問の正規店へ。
しかし、ここで異次元の接客を受けて度肝を抜かれました。これはいい意味です。
異次元の接客
正規店へ到着すると店の前には誰も並んでおらず、ラッキーと思いながら入店しようとすると実は6組待ちとのこと。連絡先を登録しておいて、順番が来たら電話をもらう方式でした。
しかし、6組待ちとは私のマラソン史上最大の「行列」です。北上ルートの正規店では待っても入店待ち程度で、列に並んだことは無かったので。正直「意外と人多いな〜」「望み薄だな〜」とは思いながらも、連絡先を記入し、順番待ちすることに。。
にしても、この時点からして店員さんの対応は非常に丁寧でした。しきりに「お待たせすることになり申し訳ございません」みたいなことを言われ、こちら恐縮してしまうほど。
そして、百貨店内を回っていて30分ほど経った頃に着信。その時の電話も「大変お待たせして申し訳ございませんでした」などとしきりに言われ、非常に丁寧な電話だな〜と思っていました。
正規店へ到着すると、接客を担当してくださる店員さんがスタンバイしており、スムーズに接客へ移っていただきました。
あいさつもほどほどに、いつも通り「サブマリーナのノンデイトを探しているんですけど…」と言うと、店員さんはすぐに在庫確認などはせず、「(サブマリーナは)ホームページでご覧になられたのですか?」などと話を続けて、なんと「どうぞあちらへ」と着席を促されるではありませんか!?
もっとも、店内の奥まったところではなく出入り口側の誰からも見える席ではあったのですが、ロレックス正規店で着席して話をしたことは無かったので、内心「えっ!?」と面食らってしまいました。今から一体何が始まるんだ!?まさか、在庫があるのか!?と。
着席してからは、私の希望モデルや趣向について、ロレックスのラインナップなどについてじっくりと腰を据えて話をしました。「オフの日の着用が中心になるのでデイトは不要かなと」などと言うと、ノンデイトモデルの中からエアキングを提示されたり、「でもアラビア数字はあんまり好きじゃないんですよね〜」と言うと、ミルガウスを提示されたり。デイトナも中々巡り会えないけど大変人気のモデルです、とも。
・・・・???
何だこの丁寧な接客は!?まるでロレックス正規店に潤沢に在庫がある並行世界での出来事のようだ!と、狐に包まれた気分でした。エアキングやミルガウスも、希望すれば当然の如く出てきそうな勢いです。
ネットを探すと出てくるマラソンレポートは、正規店訪問は在庫確認をして(可能な場合は)少し立ち話をした後退店という流れが一般的で、実際(回数は少ないですが)私のこれまでの正規店訪問も同じような感じでしたでした。あるときには、入店しても誰も接客してこず、仕方なく近くにいた店員さんに話しかけて希望モデルを伝えたら『ないですね』と即答され、「(情報収集だけでもしとこうっと・・・)デイトとノンデイトで入荷数に違いはあったりするんですか?」『どちらも変わらないです』と本当にぶっきらぼうに言われ滞在3分で退店したりと、塩対応をされたこともあります。
それらに比べたら天地ほどの差がある、異次元の丁寧な接客に困惑さえ感じるほどでした。
一通りの話を終えると在庫確認になり、これまでの丁寧な接客に「もしや、これは出てくるのか?」と初回来店ながら淡い期待を抱いてしまいましたが、結局サブマリーナは出てこず、オイスターパーペチュアルのブルー文字盤が出てきました。
いま使っているシーマスターアクアテラもブルー文字盤ですので、わざわざ被るモデルが出てくる辺り、在庫は本当に無いんだなぁ〜と思いました。しかしながら、ロレックスの腕時計をあれだけ近くで見たのは初めてで、試着も初めてさせてもらいました。もっとも、正規店でもオイスターパーペチュアルやデイトジャストのようなクラシックモデルであれば、試着は比較的簡単にさせてもらえるようですが。。
でもまあ、デイト無し、アラビア数字無しで縛ったらオイパペぐらいしか出てこないのはしょうがないかもしれませんw
その後もすぐ退店とならず接客は続き、腕時計全般の話をしたりしました。言葉の仔細は正確ではないですが「生活必需品でもない、非常に高額なものを買うのだから簡単な対応ではいけない」「塩対応をされたのは同じロレックスとして大変申し訳ない、今は店舗側も『売ってやっている』と勘違いしやすい状況なのかもしれない」などと仰っており、こんなに素晴らしい店員さんもいるもんなんだなと感動しました。
そもそも高級店の接客とはこうあるべきでは
やはり今の「ロレックスマラソン」の状況が異常であって、百貨店や高級品店の接客、ホスピタリティって本来はこのように丁寧であるべきですよね。
それが今やロレックスでは在庫確認だけが当たり前で、塩対応さえ起こるほどなわけです。転売屋を含む大量の来店がある昨今の状況からしょうがない面があるとはいえ、とても「100万超の嗜好品を売る店」の接客ではないのは事実でしょう。
ネットを検索してたらこんなブログ記事もありましたが、本当にその通りだな、という指摘です。
ここまでロレックスマラソンが過熱していない頃、銀座へ行ったときに1度ロレックスの正規店へ行ったことがあるのだが、なんか在庫確認して帰るだけのとても高級店らしからぬ雰囲気に驚いたものだ。
ロレックスのそれに慣れている人はいつもの事だろうが、そもそも100万円以上する時計を買う時って椅子に座って飲み物が出て来て、商品をじっくり見て、、、という手順を踏んで購入に至る事が過去の経験からも圧倒的に多い。
それが正規店では『(商品名)ありますか??』から
[本日在庫を切らしております。]
で終了。
椅子に座るも何も、入った瞬間の立ち話レベル。
ロレックス欲しい人たちは毎日こんな事を繰り返してるのかと不思議な気持ちになったもの。
それ以来、一度も正規店には行っていない。
ロレックスの転売反対。対策強化を求める。 – のぶろぐ13。
そういえば、私が行っている車のディーラーも、コロナ前は行くたびにおしぼりと飲み物、おやつが出ていたことを思い出しました。ホンダなので高級店というわけではありませんが、数百万の買い物をする場所のホスピタリティとしてはそのぐらいあってもおかしくはないのでしょう。
今回の接客も、昨今の状況になる前まではこのような感じが当たり前だったのかな〜と思いを馳せました。
最初の希望モデルも大切ですが、まずいろいろと話を聞いて、ゼロベースから改めて商品を提案する、、、確かにこれが高級店らしい接客です。
北上ルートか、南下ルートか?
でもまあ、さすがにロレックスいえどオイスターパーペチュアルは今のシーマスターアクアテラと被りますし、プロフェッショナルモデルのような個性があるモデルではありませんので購入は見送りました。
最終的にカタログだけいただきました。カタログを勧められたのも初めてですね。
あのグリーンバッグにカタログを入れてもらい、ようやく退店。もう入店から30分以上が経過していました。
退店時は接客してくだった店員さん、たまたま出入り口に居た?店員さん、入り口の店員さんと3人の店員さんに「ありがとうございました」と頭を下げられ、本当に丁寧なお店なんだなと思いました。
私はグリーンバッグを持っていて、その場にいる全員の店員さんからお辞儀されているわけですから、傍から見たら完全に購入した客だったでしょうねw
「時計1本売るのに30分ぐらいかかるらしいから、6組待ちで30分で呼ばれたんだったら在庫は無いね」と同行者に言って別れたので、30分後にグリーンバッグを持って現れたことで「購入できたドッキリ」が出来たのは言うまでもありません←
しかし、本当の「高級店の接客」を受けたことで非常に感動したのですが、これからのマラソンで北上ルートを取るべきか?この店舗に絞って南下ルートを取るべきか?は迷います。
接客レベルを考えると南下ルート一択のようですが、買えもしないのに頻繁に来店して、毎回このような丁寧な接客をされるのは正直気が引けます。北上ルートで複数店舗に在庫確認だけする、というのが却って気が楽ではあります。。南下ルートの店舗、店員さんから買いたいという気持ちはあるんですがね・・・。
大都市と地方で、難易度の違いも今のところよく分からないですし。大都市のほうが入荷が多いのでしょうがライバルも多くなるし、地方はその逆で、どっちが良い悪いとかは無いですかねぇ・・・。
とりあえず、北上ルートと南下ルートを交互に攻めるって感じにしましょうかね。
というわけで、ロレックスマラソン初心者ながら正規店にもいろんな店舗があるんだなぁと思った話でした。。。
コメント
状況説明ありがとうございます。
質問させてください。
・アクアテラから再度オメガではなく、ロレックスに狙いを定めたきっかけ
(以前なんとなく理由を記載されていましたが、明示頂きたく)
・アクアテラが手にフィットしないとのことですが、サブマリーナ入手後に当該機種はどうなされますか。
・デイトやローマ文字盤を好まない理由?
→あくまで好みだと分かってはいるのですが、気になったので。
・100万円前後の他ブランド(ウブロ、IWC、オメガプロ等)は検討なされましたか。
ご質問ありがとうございます。
●再度オメガではなくロレックスの理由
→オメガの熱烈なファンというわけではないので、オメガに拘らずいい時計があれば欲しいという感じです。
オメガも素晴らしい技術を持っていますが、ロレックスもまた品質が非常に高いですし、ロレックスの腕時計も手にしたいと思いました。
一途にもいいですが、様々なブランドの技術や品質に触れるのも楽しいと思います。ブランドのバリエーションが増えるというもメリットに感じます。
●サブ入手後のアクアテラ
手放したりはせず、オンの日中心に使い続ける予定です。
アクアテラはシンプルな3針で、いろんなシチュエーションで使いやすいので。
ダイバーズウォッチのサブマリーナがカバー出来るシチュエーションは、アクアテラより狭いでしょう。
●デイトや数字を好まない理由
デイトについては、サブマリーナはオフの日中心になる使用形態から、選べるなら日付合わせ不要なノンデイト版がいいなと思っただけで、別にデイト自体を好んでいないということではないです。
数字については、私はシンプルなデザインのほうが好きなので、どうも数字はごちゃごちゃしているように感じるからでしょうか。特に数字インデックスとデイトが両方あるようなものだと、デザイン的にもおかしいな〜と思います。
●100万円前後の他のブランドの検討
全く見ていないわけではないですが、じっくり真剣に検討したわけではないですね。
ネットでいろいろな時計を眺めていて、次第に惹かれていったのがロレックス、サブマリーナだったというところです。