初めての海外・オーストラリアに行った

11月の中旬、1週間の出張に行っていました。

行き先はなんと、オーストラリア。そう、海外です!しかも、私にとって初めての海外です。会社の金でパスポートを取得するところからスタートでしたw

コロナ禍の影響もありますが、入社以来飛行機に乗る泊りがけの出張すら無かったのに、初本格出張が1週間海外っていうw
日数としては現地5泊の飛行機2泊で、5泊8日に及ぶ出張でした。

経理となるとあまり出張自体がないのになぜ急に海外かというと、資産管理関係ですね。オーストラリアに在庫品があるので。ただまあ、あくまでも在庫の管理部門である営業に同行する形での出張です。
これがまあいろいろあって、直前までスケジュールや詳細の情報が明らかにならなかったりして、ドタバタしていましたが、なんとか無事に渡航&帰国できました。

初めての出国、長時間フライト

日本は羽田空港から出国し、オーストラリアにはシドニー空港から入国しました。
そのフライト時間、約10時間。調べるとアメリカ西海岸へ行くのとほぼ同じ時間です。

太平洋を越えて行くアメリカに比べて、オーストラリアは下だし時差もオーストラリアが2時間進んでいる(現在サマータイム)だけなのでなんとなく近いイメージがあったんですが、かなり遠いんですね・・・。

まあ、球体だから、高めの緯度を横に移動するのと、赤道をまたがって下に移動するのとでは結構いい勝負になるんでしょう。

飛行機自体が入社式(2015年)で九州⇔東京を移動した時以来でしたので、かなり久しぶりでした。
羽田を夜に発って現地時間の午前中に着くフライトスケジュールで、機内で寝ることになるのですが、やっぱエコノミークラスではほとんど寝れませんw

ネックピローを用意していったのですが、エコノミーだと座席のリクライニングはかなり控えめですから、ネックピローを使うと却って首が前に押し出され寝れない。結局、うたた寝程度しかできなかったです。

機内食は離陸直後に出されたのですが、思っていたより品数が多くて意外と豪華だなという印象でした。味も悪くなかったです。

搭乗前に営業の力で羽田のスイートラウンジに入って食事は摂っていたのですが、イマイチ満腹になりきれなかったので、空腹で寝れなくなるリスクを考えて機内食も食べましたw
まあ、先述の通り結局満腹でも寝れなかったのですが←

睡眠不足の中、機内照明も明るくなって、スカイマップを見たらオーストラリア・ケアンズ上空を飛行しており、この時「ついに海外へ来たんだ」と感じて感動しました←
ちなみに行きは20分ほど遅れて離陸したのに、着陸は予定時刻より30分ぐらい早かったです。なんでだろう。

ドキドキの入国、検疫

シドニー空港に到着したら、入国手続きをして、検疫を通ります。

オーストラリアの検疫といえば厳しいことで有名です。世界まる見えに出てくる空港税関もオーストラリアです。ロキソニン(医薬品)、靴(土が付着している)という、申告対象物を持っていることもあり、うまく通過できるかドキドキでした。

しかも、「今日はテレビ番組のクルーが来ています。映りたくない方はスタッフにお申し出ください」(表記はもちろん英語)の看板が!!!ここで下手を打ったら最悪世界まる見えで放送され、日本で不名誉なテレビデビューしてしまいます!←

列に並んでいると、ついに私の順番。ガムを噛みながら白人のお姉さんが、私の入国カードを見て質問を浴びせてきます。英語で。

医薬品申告には「個人で使うものですか?」「薬局で買ったものですか?医師から処方されたものですか?」と聞かれました。Yesと答え続けてパス。

申告には「海外またはオーストラリアの免税店で買った900豪ドル以上のもの」があり、質問の意図がよく分からなかったのですがiPhoneやノートPCは900豪ドル(8万円ちょい)以上だしな・・・と思いチェックしていたので、それの質問も。「どれのことですか?」『iPhoneやノートPCのことだと思ったのですが・・・』と答え、「日本から持ち込んで、そのまま日本に持って買えるもの?」みたいなこと聞かれ、Yesと言ったらパス。ちょっとこのあたりのやり取りはミスもあったのですが、なんとか通過できました。

靴については「キレイにしてますか?」ぐらいのことしか聞かれなかったと思います。

そして次に案内されたところでは、2人目の検疫官?からまた質問されました。最初に「流暢に英語しゃべれますか?」と聞かれたので、渾身の”a little.”をかましました。まさか、こういうやり取りで本当に”a little.”なんていう日が来るなんて・・・。単に「しゃべれますか?」じゃなくて、上手にとか、そういう感じの修飾子が付いていたと思うのでYesとは答えれれませんでした。検疫官も「ハァーッ、a little、、ですか・・・」みたいな反応。a littleが衝撃的すぎてここでのやり取りはほとんど覚えていません←

しなしながら検疫は無事にパスし、無事入国できました。結局、簡単な質問に答えただけで、荷物の中身はおろか申告物すら確認されることなく、拍子抜けでした。検疫については事前に調べていて、ロキソニンは英語の製品情報とかの準備をしていたのですが・・・。

申告しなければそのまま普通に通れてしまいそうな勢いでした。しなしながら、申告したうえでダメなものが見つければ没収されるだけですが、無申告は犯罪になるとのことですので、申告はしておいた方がいいでしょう。

マスク誰もしてない

オーストラリアではマスクしている人はほとんどいませんでした。欧米と一緒で、コロナは過去のものという扱いのようです。

スーパーや飲食店等、人の出入りが激しいところには消毒液が置いてあることもあったのですが、誰も使っておらず寂れていて、マジで昔の名残りって感じのものになってました。。

郷に入れば郷に従えで私もマスクはしなかったのですが、最初のうちはかなり違和感が強かったです。マスクは「顔パンツ」と言われることもありますが、まさにそれの表現がぴったり。パンツをしていないような感じで落ち着きませんでした。まあ、1〜2日で慣れたらどうってことはなく、マスクなしの生活は快適でした←

ただまあ、これまでマスク生活にどっぷり使ってきた日本人全員がこの違和感に直面することを考えると、今後、日本が脱マスクをするには相当なパワーが必要になるだろうなと思いました。

タトゥー入れてる人が多い

オーストラリア人は腕とか見えるところにタトゥーを入れている人が多かったです。

たまにいる、とかではなく結構普通にいるんですよね。海外ではタトゥーを入れるというのが本当に当たり前なんだなと。

文化の違いを実感できました。

決済はキャッシュレス、しかもカードのタッチ決済が主流

オーストラリアはキャッシュレス決済が主流で、出張中現金が必要になる場面は1回もありませんでした。

小さな飲食店でも当たり前のようにクレジットカード決済に対応しているんですよね。ほんと、日本とはえらい違いです。

しかも、磁気ストライプやICではなくタッチ決済が主流。なんならタッチ決済しか対応していない端末があったりして(特にセルフ形式のところ)、オーストラリアに行くならタッチ決済対応のクレジットカードは必須です。

キャッシュレスは基本クレジットカードで、日本みたいなFeliCa系の電子マネーやQRコードは無かったように思いました。あんまりレジ付近を詳しく見てないから、もしかしたらあるのかもしれませんが…。

営業からは「1万円分を両替しておけば十分です」と言われていて、本当に1万円分で足りるの?と不安だったのですが、杞憂でした。

別の紙幣と小銭が見たくて、帰りの空港でペットボトルの水を買う時にわざと現金を使ったのが最初で最後の現金決済でした。ちなみにオーストラリアドルの紙幣はめっちゃプラスチッキーで、小銭は結構大きめですね。

ちなみに、ホテルで「カードの詳細が必要」と言われてカード番号等を控えられるという事態になり、ナンバーレスカードだったので冷や汗をかくという場面がありました。スマホのアプリで情報を提示して、事なきを得ましたが…。

カード情報控えるとかやべーなと思ったけど、海外のホテルではデポジット代わりにこういうことをされることもあるようです。ナンバーレスカード、海外でアナログな場面に遭遇して困ることあるんじゃないの?と不安に思っていたのですが、それが的中した格好となりました。途中移動してホテルは2件泊まったのですが、2件目の郊外のホテルでこんなことになりました。都市部だけに行くなら大丈夫かもしれませんが、郊外や発展途上国に行く場合はナンバーレスカードの使用には注意が必要ですね。

ホテルはシャワーだけ

ホテルにバスタブはなく、シャワーだけでした。

海外って本当にシャワーだけなんだ、と身をもって経験しました。

ゴミ箱が多い

日本の街並みのことでたまに聞くのが「公共のゴミ箱が無い」という話。

オーストラリアでは道端に当たり前のようにゴミ箱がたくさん置かれていました。本当に日本はゴミ箱が無いんだなと実感。

喫煙者(アイコス)の方がタバコ吸ったらすぐ捨てていたので便利そうでした←

ホテルの朝食で戸惑った

1件目のホテルは普通のビジネスホテル泊まったのですが、よくあるビュッフェ形式の朝食付きでした。

どんな形式なんだろうとドキドキしながら行くと、おぼんがない。いや、あんまり旅行や出張に行かないので実は日本のホテルでもおぼんがないのが普通かもしれませんが、こういうのがおぼんがあるイメージだったので面食らいました。

そして、片付けはしなくてよくて、テーブルにそのままでいいという。返却場所みたいなところはないし、周りを見渡すと空の皿が放置されているテーブルがちらほら。掃除の人が定期的に回収していました。

メニューはスクランブルエッグとかベーコンとかがあったり、あまり日本と変わらない感じでしたが、様々なシリアルがあるところは欧米っぽいなと思いましたw

気候はちょうどいいぐらい

南半球のオーストラリアは、北半球の日本とは季節が逆になり、11月中旬となると初夏ぐらいですが、本格的に暑くなる前で過ごしやすい気候でした。

週の半ばぐらいは朝とかは寒いぐらいまでありました。ただまあ、日差しはやっぱ強かったですね。

オーストラリアの交通事情

オーストラリアの車は日本車が中心でした。こころなしかスバルとマツダが多かったような印象です。道路も日本と同じ左側通行だし、走っている車だけ見たら日本とあんまり変わりません。

しかし、ヒュンダイと起亜も結構走っているのが決定的な違いですね。グローバルでは韓国車もじわりじわりと伸びているんだなぁと。

そして道が広い。路駐前提というか、道端が駐車場という道の作りです。シドニー市内とかは少し路地に行くと料金式の路駐がたくさんあり、道の作りが本当に違うんだなと。

また、交差点は市街地以外はほぼラウンドアバウトでした。

工場ではBGM、そして残業は無し

在庫品は機械の部品ですので現地業者の工場に保管されているんですが、なんと工場にはBGMが流れていましたw

流れているのは普通の音楽だったり、ラジオのようなものだったり。日本の工場では絶対ありえないですねw

そして定時になると一気に人がいなくなる。そして金曜は早めにみんな帰る。
弊社の担当者の人は、我々が帰るまで少し「残業」となっていましたが、工場には誰一人残っていませんでした。

海外は本当に残業しないんですね。。

カンガルーは普通にいるらしい

オーストラリアの動物といえばコアラとカンガルーですよね。

なんでも、カンガルーは郊外に行くと野生でそこらへんに普通にいるそうです。

郊外の道路標識には動物注意の看板がよく立っており、ガンガルーと激突する事故もよくあるそうです。実際、道中は2匹ほど車に轢かれたカンガルーの死体を見かけました←

日本でいうイノシシみたいなもんですね。なんか特別な珍しい動物ってイメージがありますが大量に生息しているそうです。

しかも、カンガルー公園みたいなところもあり、まるで日本の奈良公園のシカのように大量のカンガルーがいてエサを与えたりできたりする場所もあるそうです。工場の近くにそのスポットがあって、閉鎖中という情報があったんですが最終日はそこの行けるところまで行ったら、野生のカンガルー1匹が近くで見れましたw

付近を結構歩いたのですが、あとは遠目に1匹いたぐらいで、大量には出会えませんでした。

シドニー観光して帰国

そして1週間の仕事を終えると、土曜日の夜発の飛行機ということで最終日にぶらっと観光させていただきました←

先述の通りカンガルー公園前の行けるところまで行ったり、あとはシドニー観光をしましたw

オペラハウスとか行ったり。ハーバーブリッジは、見るより通ったほうが断然感動します。行きで中の車線を通った時は「映画じゃん!」って思ったぐらい凄い造りでした。ただ、橋の真ん中?を走ったのは行きだけで、観光気分の帰りは端っこの橋から溢れた車線だったのが残念でした←

やっぱり建築物とかは、日本とは全然違います。 Government Houseとか美術館とか、すごかった。私は西洋建築とか結構好きなのでなかなか興奮しました。シドニーはほんと海外の街並みって感じで、なかなか良かったです。

そして飛行機では相変わらず寝れず、早朝羽田に到着。国内線ターミナルは早朝にも関わらずめっちゃ人が居てビビりました。自動荷物預け機や保安検査場は長蛇の列。荷物預け機のところではCAさんがステップに上がってメガホンで誘導しているほどの混雑でした。みんな国際線の到着客で普段からこれぐらい混んでいるのか、はてまて全国旅行支援のせいなのか・・・?

そして羽田から九州へ行き、無事帰宅しました。

仕事の出張ではあるのですが、初めての海外でいい経験となり、リフレッシュできましたw
いつもと違う人(営業部)と仕事をしたってというのもあり、いい刺激、気分転換になったと思います。出張後しばらくの間、かなり精神状態が良かったです←

もしかしたらまた同じ仕事でオーストラリア出張はあるかもしれないので、次は英語を勉強してちゃんと自分でコミュニケーション取れるようになっておきたいと思いました。

あと、個人的にも海外旅行できればなぁ〜とも。今は燃油サーチャージがえげつないですが、なかなか海外もいいものです。

というわけで、初めての海外でした。。

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