日本時間の昨夜、プロテニス選手のロジャー・フェデラーが引退を表明しました。プロ選手としてはレーバーカップが最後の出場になるそうです。
いやぁ〜、びっくりしました。ちょうど昨日、ブログ記事を書き終わってTwitterを見たらフェデラーの画像が大量に。
???と思っていているとまさかの引退で、愕然としました。
確かに最近は膝の怪我に悩まされていましたが、一度はツアーに復帰するものとばかり思っていました。思うように回復せず、よっぽど状態が悪かったんでしょうね・・・。このタイミングでの発表となると、本人としては最近まで復帰する気満々だったんじゃないのかな?と思います。
正直、テニスはラケットを握ったことも無いぐらいなのですが、近年は情報だけは追っかけていました。
大坂なおみがグランドスラムを優勝したぐらいのときにWikipediaでなんとなく調べていたら、BIG4の情報まで辿り着き、「なんだこいつら、やばすぎる!」と思って興味を持つようになったんですよね。
BIG4とはロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダル、ノバク・ジョコビッチ、アンディー・マレーの4選手のことで、2003年のフェデラーのウィンブルドン優勝を皮切りに、以来プロテニス界はずっとこの4選手に支配されているのです。
テニスって、全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン選手権、全米オープンの4大会が「グランドスラム」と呼ばれ最も格が高い大会になるのですが、これがもう、BIG4独占状態なんですよね。
WikipediaにあるBIG4のGS合算成績表を見ると、2003年からずーーーっとBIG4が支配していることが分かりますw
テニスのようなメジャーかつ運動量も多いスポーツで、これだけ長きりに渡り少数の選手に支配されるなんて、やばくないですか!?w
グランドスラムの優勝回数も、ナダル22回、ジョコビッチ21回、フェデラー20回と、歴代トップ3を独占。続くのがピート・サンプラス(プロ1988-2003)の14回、ビヨン・ボルグ(プロ1972-1982)の11回ですから、この時代がいかに異常であるかが分かります。
錦織圭が活躍して次々と日本人選手としての記録を打ち立て、全米オープン準優勝したときぐらいって、正直「そろそろ優勝してよ」とか思っていましたが、BIG4のことを知ったら「錦織はようやっとる・・・」と思うようになりましたw
ジョコビッチも「錦織圭、次の対戦相手は世界ランク1位のジョコビッチです」と毎回のように同じ紹介で、「なんかこの人いつも1位だな」ぐらいの認識でしたしw
まあ、多くの日本人が同じような認識かな?とも思います。
私も詳しくなる前はフェデラーとかナダルとかジョコビッチとか、名前は聞いたことがあるぐらいの認識だったんじゃないかと思いますが、一般的な日本人はそんなもんでしょうか。
いまいちプロテニスって日本じゃメジャーじゃないですよね。まあ、世界トップレベルで活躍している日本人選手がいないってのが大きいんでしょうが・・・。そう考えたら錦織圭ってめちゃくちゃすごい選手ってことがよく分かります。大坂なおみは活躍しているますが、それでもGS付近でしか取り上げられないですからね〜。
あと、ワールドツアー方式っていうのもとっかかり辛い。野球のような国内リーグ方式、柔道とか陸上みたいな世界選手権あるいはオリンピックが最高位の大会だという競技と比べると、ワールドツアー方式のプロテニスは複雑です。テニスのルール自体も、ちょっと複雑ですし。。
まあ、かくいう私も2018〜2019年頃から追っかけ始めたにわかなのですがw
しかも、試合もちゃんとフルで見たことがありません。ワールドツアーゆえに欧米の試合ばっかりで時差がすごくてリアルタイムで見るにはキツすぎるし、GSの5セットマッチは3〜4時間の長時間になることもあるのでそれもキツい。それにGSだとリアルタイムで視聴するのにはWOWOWしか選択肢がなく、ちょっとハードルが高いです。時差的には全豪オープンならなんとか見れそうなのですが・・・
そういえばオーストラリアでATPカップが始まった時、正月だったこともあり地上波で日本チームの試合が中継されていて、それだけは見たことがありますねw
このBIG4時代を知ってから、もっと早くからテニスを追っかけていれば、見ていれば・・・と思います。。歴史に残る名選手が一度に3人も現れるなんて、今後一生無いでしょう。将棋で言えば羽生善治が同時に3人、野球で言えば大谷翔平が同時に3人いるのと同じようなもんですから。それほど異常な、すごい時代なんですよね。だからこそもっと最初の方から見ていたかった。まあ、これまでの人生でテニスとの接点は無かったんですが←
しかしまあ、フェデラーも41歳でついに引退、ナダルとジョコビッチも35〜36歳、長きに渡り続いたBIG4、BIG3時代もいよいよ本当に終りが見えてきました。
そんな中、19歳のカルロス・アルカラスがこの前の全米オープンでGS初優勝&最年少・史上初の10代での世界ランク1位になったりと、着実に世代交代が起きつつあるのを感じます。20代後半〜30代前半選手の世代の時代が訪れなかったのは、まさにBIG4の無慈悲さのせいですがw
でも、ナダルとジョコビッチ、できればマレーの活躍もできるだけ長く見ていたいですし、これからのテニス界はどうなっていくんでしょうね。。
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